文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

3.83
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本棚登録 : 12119
レビュー : 1521
著者 :
yurisyoさん 京極夏彦   読み終わった 

確かこの本を最初に読んだのは20年近く前だった。このシリーズの初読、「魍魎の匣」に次ぐ衝撃だった。
そこから何度読み返しただろう。

とは言えここ数年は家の本棚で他のシリーズとともにただ幅をとっていた。(とは言え他に比べたら全然スリムだけど)
今回めちゃくちゃ久しぶりに読み返して思ったのは、想像以上にこの本からわたし、影響を受けていたんだなぁということ。
とりあえず、90ページまでの関口と京極堂の会話内容が、勝手にわたしの人生の指針になってる気がする。
特に脳と心と意識の関係については、自身のメンタルを穏やかに保つ秘訣になっているなぁ。
あと、量子力学については、20年以上経って少し内容が解るようになっていて
あの頃はチンプンカンプンだったけど20年分は成長したんだなぁと少しだけ自分を褒めたくなった。

さて、肝心の内容。(以下、若干ネタバレ)

もちろん話の筋は全て覚えていたし、
オチについてだけなら今となってはなんら珍しいモノでもない。正直なぜ登場する人物はみなその可能性に至らないのかとも思えてしまうのだけど、
昔は夢中でページをめくって貪り読んだことも同時に思い出した。
今回読み返して、もの凄い情報量と、ドラマチックな描写、魅力的なキャラ造形、それこそ最初の90ページにわたるあのたわいなさげな会話が全て事件に収束していく筆力は、圧巻の一言。
でもやっぱり若い頃、最初に読んだ、
あの衝撃は超えられない。

10数年前に、映画化されて、
わくわくしてレイトショーを観に行ったことも思い出したな。
…あ、
そう言えばあの後から読み返してなかったかも(笑)

とりあえず、また新刊が出ているようなので、
久しぶりに追いかけようかなと思っている次第。

レビュー投稿日
2019年7月5日
読了日
-
本棚登録日
2019年7月5日
3
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再読情報 [1回]

  • 2019年7月5日

    確かこの本を最初に読んだのは20年近く前だった。このシリーズの初読、「魍魎の匣」に次ぐ衝撃だった。
    そこから何度読み返しただろう。

    とは言えここ数年は家の本棚で他のシリーズとともにただ幅をとっていた。(とは言え他に比べたら全然スリムだけど)
    今回めちゃくちゃ久しぶりに読み返して思ったのは、想像以上にこの本からわたし、影響を受けていたんだなぁということ。
    とりあえず、90ページまでの関口と京極堂の会話内容が、勝手にわたしの人生の指針になってる気がする。
    特に脳と心と意識の関係については、自身のメンタルを穏やかに保つ秘訣になっているなぁ。
    あと、量子力学については、20年以上経って少し内容が解るようになっていて
    あの頃はチンプンカンプンだったけど20年分は成長したんだなぁと少しだけ自分を褒めたくなった。

    さて、肝心の内容。(以下、若干ネタバレ)

    もちろん話の筋は全て覚えていたし、
    オチについてだけなら今となってはなんら珍しいモノでもない。正直なぜ登場する人物はみなその可能性に至らないのかとも思えてしまうのだけど、
    昔は夢中でページをめくって貪り読んだことも同時に思い出した。
    今回読み返して、もの凄い情報量と、ドラマチックな描写、魅力的なキャラ造形、それこそ最初の90ページにわたるあのたわいなさげな会話が全て事件に収束していく筆力は、圧巻の一言。
    でもやっぱり若い頃、最初に読んだ、
    あの衝撃は超えられない。

    10数年前に、映画化されて、
    わくわくしてレイトショーを観に行ったことも思い出したな。
    …あ、
    そう言えばあの後から読み返してなかったかも(笑)

    とりあえず、また新刊が出ているようなので、
    久しぶりに追いかけようかなと思っている次第。

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