奇想と微笑―太宰治傑作選 (光文社文庫)

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本棚登録 : 1216
レビュー : 83
著者 :
制作 : 森見 登美彦 
yusmiさん Novel   読み終わった 

太宰治をずっと避けていた。なんとなく、暗く内向きなイメージが強かったからかもしれない。
この短篇集はそのイメージを一新してくれた。
なんといっても、太宰が既存の物語を独自の解釈で再構成する物が面白かった。『カチカチ山』では童話のカチカチ山を、たぬきは30歳の醜男、うさぎは17歳の処女として解釈し直すのは、ぴったりすぎて感服した。その他にも『女の決闘』など。
井伏鱒二集編集後記も愛にあふれた名文だった。本文が読みたくなる編集後記というのは、実はとても少ないように思う。
この視点で短編を集めた森見登美彦氏に感謝。

レビュー投稿日
2011年4月4日
読了日
2011年3月29日
本棚登録日
2010年12月11日
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