幕の内弁当というと、選択肢の一番最後というイメージを持っていたが、発祥をたどると、日本人性が埋め込まれていることに気づかされる。目で楽しみ、舌で楽しみと、1つの箱の中に楽しさを織り込んでいる。配慮と手仕事の細やかさは、やはり日本ならではだろう。そういう思いで、これから幕の内弁当を楽しんでみたい。
幕の内弁当と日本文化・経済を関連付けて話を綴るという本書は興味深い内容だった。コミュニケーション、コラボレーション、ディスプレイ、そうしたことが内在するデザインということ。幕の内弁当10の条件ということを改めて考えることも面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
飲食関係
- 感想投稿日 : 2014年5月5日
- 読了日 : 2014年3月22日
- 本棚登録日 : 2014年1月13日
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