猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

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本棚登録 : 4182
レビュー : 531
著者 :
YUTA.K(i:vy)さん 小説   読み終わった 

背伸びばっかりしてる人、口だけの人、言うことがコロコロ変わる人、
何かとアピールばっかりしてる人っているんだよね。
必要以上に自分を強く見せようとしたり、計算で媚びる事を云ったり、
知りもしないのに・ちょっとしか知らないのに偉そうにしてたりね。
ちょっとお付き合いすれば、そういう薄っぺらいのは大人にはバレるのに。
かっこわるい人。見てらんない人。

まあ自己紹介はこのくらいにして……
主人公のリトルアリョーヒンはそういうのと対極にいる人。

この小説全編を通してその実直で素朴で
固い信念を持った人柄が伝わってきた。
すごく小さくて力もないリトルアリョーヒンだけど、
家族やマスターや老婆令嬢をそれぞれまっすぐに信頼・尊敬し、
美しいチェスを追求する態度に感服。
言葉じゃなく、態度・行動一つ一つに感服。

ミイラが人間チェスで受ける仕打ちを知った時が
リトルアリョーヒンがこの小説の中で一番取り乱すところかな。
かなり印象的だった。
そこからのミイラへの想いの純粋さ、
そしてそれに対するラストシーンに胸が詰まった。

レビュー投稿日
2012年4月14日
読了日
-
本棚登録日
2012年4月14日
2
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