現代人は極度に孤独を恐れる。
休日は予定を埋めないと落ち着かない、暇な時間はテレビをだらだら見てしまう、スマホを一日中握りSNSを通じてメッセージのやり取りに明け暮れる。。
あなたもそんな経験はないだろうか?
実はそれらの行動は、現代人の本質ともいえる孤独を恐れる感情が、実際に現象したものと解釈することもできるのではないだろうか。
本書は孤独を恐れるそんなあなたにこそ、オススメしたい本である。
筆者は一貫して孤独をポジティブなイメージで捉える。
静かに自分の人生を見つめなおす、書物を読んで死者と対話するなどどいったことは、孤独な状態でないとできないことだ。
情報が蔓延し、常に誰かとつながっていられてしまう現代だからこそ、”孤独力”をつけることの重要性を筆者は説く。
「群れて成功した人はいない」
冒頭の一番胸に刺さったフレーズだ。
友達が少なく孤独に悩んでいるあなたも、四六時中友達とつるんで寂しい思いをしたこともあなたも、是非手に取っていただきたい本である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年7月27日
- 読了日 : 2019年7月27日
- 本棚登録日 : 2019年7月27日
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