抽象化とは、アナロジーとは何かを具体的に表現するという、抽象化してこの本の内容を表すと極めて面白い記述になる本だ。
私がこの本を通して学びたかったことは、アナロジーとは何かという事と、アイデアマンに一歩近づくための方法である。
結果として二点共に理解できたし、今後のアクションも明確になったと言える。以下に自分なりのまとめを書いておく。
・アナロジーとは
単純に日本語に訳すと「類推」をいうものである。
例えば、IQクイズで?を埋めるときや、難しい事柄を具体例で表す時に使われるものだ。
これは、物事を構造化することで気付く内容であるが、類似点には二種類ある事がビジネスへの流用において大事な点であると感じた。
具体的には、表面的類似と構造的類似だ。前者はユニクロとしまむらである。
後者は飲食店とタクシー業者を例にとる。
観光地の飲食店は一見さんのお客さんがメインになっており、住宅街の飲食店は常連さんがメインになっている。同様に、都会の駅前のタクシーは人の量が多い為一見さんがメインになり、田舎の駅前のタクシーは利用客が限られるであろうから常連さんがメインになる。
こう見ると、一見関係ない飲食店とタクシー業に構造的類似点が生まれてくる。。結果として前者であれば「一度でも買って貰うこと」を主題として商品や会社の認知度を上げる宣伝広告が重要になるし、後者であれば商品やサービスの品質や顧客を維持する事が重要になるだろう。
他の例としてはアパレルのベストプラクティスとして挙げられるファーストリテイリング製品から、「ユニセックスなデザイン」を借りてきたキリンの氷結や、「ちょうどいい」を借りてきたEKワゴンが構造的類似による類推から生まれてきたものとして挙げられている。
・アイデアマンになるには
この構造的類似に気付こうという意識は勿論重要だが、「借りてくる」という概念がある以上そもそものインプットが大切である。
これを下記の式にすることで、アイデアマンは表すことができると思う。
アイデアマン=知識・経験量×アナロジー力
今後の行動としては、色々なものを抽象化することで、引き出しを増やしつつ類推のトレーニングを行っていきたい。
疲れて後半書く気力失った。
- 感想投稿日 : 2020年5月17日
- 読了日 : 2020年5月17日
- 本棚登録日 : 2020年5月15日
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