野庭高校吹奏楽部といえば言わずと知れた吹奏楽名門校だった(現在は高校合併のためない)ところで、本書はその野庭高校吹奏楽部と指揮者の中澤忠雄氏の活動を追ったノンフィクション。
先生の厳しい指導、それに答える生徒、悩み、苦しみ、そして頑張り、愛があってという、一言でいえば「青春のアツい物語」で、恥ずかしながら涙ぐみながら読んだ。
「アルメニアン・ダンス」「エル・カミーノ・レアル」など野庭高校得意のリード作品が本書のなかには登場するが、野庭高校といえば88年全国大会の「春の猟犬」が素晴らしく、そしてこの物語にふさわしい音楽だと思うので、本書を読むなら一聴をおすすめする。
http://www.youtube.com/watch?v=ha0RihzTTYs
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2012年3月11日
- 読了日 : 2012年3月11日
- 本棚登録日 : 2012年3月7日
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