日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー (光文社新書 590)

制作 : 荻上チキ  SYNODOS 
  • 光文社 (2012年7月18日発売)
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 日本の難題を片付けるための手法の入門編といった位置づけの本だろう。「SYNODOS」編集長の荻上チキさんが編者で若手の研究者らが、実践的な「片付ける」手がかりをかみ砕いて解説する。「こうすればいい」と声高に言わず「こういうやり方もある」と呼びかけるのは、荻上さんが常々訴える「こうしたほうが良いのでは」といったポジティブな提案を積み重ねる―「ポジ出し」の考えからかな。
 前半の3章はわりとアカデミック。(でも、わかりやすくかみ砕いているけど)。経済、政治、社会の各分野で、今、日本には足りていない、もしくは今後の社会で重要になる知見とかを提示している。
 エネルギーと福祉について語る残り2章はどちらかというと当事者よりの人のため、より実践的に「自然エネルギーによる持続可能な社会の実現」のロードマップの一例と、障碍者福祉における「社会モデル」の重要性を述べている。
 まあ、大切なことは、この本だけでは終わっちゃいけないこと。そういう意味では、参考文献とかも載せててほしかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2012年7月31日
読了日 : 2012年7月31日
本棚登録日 : 2012年7月31日

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