社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

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本棚登録 : 1695
レビュー : 294
著者 :
中尾悠希さん  未設定  読み終わった 

 「自分の頭で考えるってどういうこと?」ということを旅を通して解説してくれます。
 通貨で見えること、美術館で感じること
 困窮するソ連と根の強さを見せるベトナムで「共産主義」のイメージが変わる瞬間とか美術館から見えるその国の歴史性とか。
 平易な言葉で書いてて、ふむふむとうなずきながら手軽に読み進められます。
 海外旅行に行くと、「ざっくざっくと頭が掘り返された」気分になるけど、この「気分」を言葉にしてくれている。
 どんなとこで疑問をもったらおもしろいだろう?て考え始められるのが魅力だと思う。
 当たり前は当たり前じゃない、ということを知るのは、考えることでしか得られない。
 話を自分の趣味の話に飛ばすと、日本ではクラシック音楽の助成に厳しい目が注がれて、ドイツでは各地域で当たり前のようにオーケストラがあって、住民たちがコンサートホールに足を運ぶ。
 そんな文化の違いも、ただ「クラシック音楽はドイツ・オーストリアで発展したから」とするのはあまりに短絡的。
 そこに潜む各国の文化に対する思想や歴史的背景をじっくりと見て、自分の知識を振り返ること。
 そして、それは「旅」という異文化に触れるときに、考えるきっかけになりやすいということ。
 そんなことを教えてくれる本です。

 ※本レビューは『世界を歩いて考えよう!』の書評コンテストに応募しています。

レビュー投稿日
2012年6月17日
読了日
2012年6月17日
本棚登録日
2012年6月17日
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