塩の街 (角川文庫)

3.88
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本棚登録 : 19184
レビュー : 1693
著者 :
ゆうなぎさん 小説   読み終わった 

塩害で荒廃する世の中を生きる男女二人を描いた作品。
前半は、秋庭と真奈の関係もよそよそしく
塩になってしまう、という恐怖や不安がうまく表現されていたと思う。
全体を通して、真奈の心の動きは感じられるのだが
秋庭が何を考えているのかは、よくわからない。
後半になると、急にトーンがかわり
二人の仲は急速に親密になって世の中を救う話になってしまった。
あれ、なんか少女漫画みたいになっちゃったなぁという感じ。てっきり、地球の終焉をじっくり描くのだと思い込んでいたので、終わりはあっけなく感じた。
塩害という発想はおもしろいので
塩の街の描写や人の暮らしをもっと知りたかった。
あと、人は醜いところも美点もあるのだから
勧善懲悪な感じはあまりいただけないと思う。

レビュー投稿日
2013年9月24日
読了日
2013年9月23日
本棚登録日
2013年9月23日
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