葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

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本棚登録 : 13923
レビュー : 2165
著者 :
ゆうすいさん 歌野晶午   読み終わった 

タイトルから、ロマンチックな青春の純愛モノをイメージしてたら、老人問題だった。

正直、トラの歳が出てこないので、何歳設定なのかな~と疑問に思ってて、(老人だとはさすがに思わなかったけど)ミスリードへの警戒感はあった。
あと、さくらが蓬莱倶楽部と何か繋がってそうなのは、最初に借金の話をしてた頃から何となく察した。

思い出話も含め、話があちこちに飛ぶので途中ちょっと不可解だった。この手の手法だとおぼろげながら途中で関連性が見えてくるものだけど、本作品では割と終盤まで種明かしがなかったし。
(ヤクザ潜入の話はミスリードを誘う以外に役割がないよね? あれ無くてもいいかも、と思った。ミステリ度は高くて楽しめたけど)
(追記:身近な人間が自殺したエピソードとしてトラにとっては重要なんだね)

私はまだ老齢に達してないので、登場人物のような元気溢れる老人にピンと来なかったけど、最後は前向きな終わり方で読後感が良かった。
全体に良く考えられている話だと思う。どなたかが書いてるようにどの登場人物もあまり好感がもてなかったが、私はこの作品嫌いじゃない。

レビュー投稿日
2017年2月1日
読了日
2017年2月1日
本棚登録日
2017年2月1日
3
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