小難しい論文調の本だと思ったら、一ページ目から小説が始まった。
日本語の粋を凝らした美しい表現に酔いしれるように、刺青の世界へ引き込まれていく。
日本人にとっての刺青の淫靡さは、秘匿されるべきものであること、装飾文化よりも咎人の証であることを示すものとしての感情が大きいのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文化学
- 感想投稿日 : 2016年6月26日
- 読了日 : 2022年2月20日
- 本棚登録日 : 2016年5月21日
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