刺青・性・死 逆光の日本美 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2016年2月11日発売)
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感想 : 3

 小難しい論文調の本だと思ったら、一ページ目から小説が始まった。
 日本語の粋を凝らした美しい表現に酔いしれるように、刺青の世界へ引き込まれていく。
 日本人にとっての刺青の淫靡さは、秘匿されるべきものであること、装飾文化よりも咎人の証であることを示すものとしての感情が大きいのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文化学
感想投稿日 : 2016年6月26日
読了日 : 2022年2月20日
本棚登録日 : 2016年5月21日

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