エンカウンター・グループのファシリテーション

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  • ナカニシヤ出版 (2000年9月1日発売)
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エンカウンターグループのグループプロセスに発展段階があり、各々の段階におけるファシリテーションの技法を体系化することを目的とした研究。著者が98年に九州大学において執筆した博士論文を出版したもの。

エンカウンターグループで起こる出来事は直進的な発展プロセスをたどるという観点に立ち、展開が進んだグループ、進まなかったグループのプロセスを読み解き、ファシリテーターのいかなるあり方がそこに影響しているかを描き出そうとしている。

基本的には非構成なのだが構成的な要素も少なくない。定番のワークがあり、初期、後期には定番のワークがいくつかあるようだ。

ファシリテーターの各セッションごとの感想を読むと、沈黙や世間話的なものに対して否定的で、メンバーが「自主的」であるかどうかでグループのあり方を評価しているかのようだ。ファシリテーターの技法としても「長すぎる沈黙を破る介入」や「場つなぎ的な話し合いへの介入」「マンネリやダレの活性化」など、どうも操作的な関わり方のようで、どうも嫌な感じがした。

この方のエンカウンターグループはいったいどんな感じなのか、とても気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年4月9日
読了日 : 2012年4月5日
本棚登録日 : 2012年4月3日

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