緋色の囁き (講談社文庫)

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本棚登録 : 2087
レビュー : 208
著者 :
Okuyasuさん ●ミステリ   読み終わった 

高校2年の冴子は突然、産みの親の家
宗像家へと引き取られる事となった。
そのまま宗像家が運営し、
母方の伯母が校長を務める聖真女学院へ
編入する事になり寮へ入った。
この女学校は古い歴史を持ち、
時代遅れとも言える厳格な校風で知られる。
新たな環境に慣れる暇もない内に、
クラスメイトが惨殺されるという
連続殺人が発生する。
記憶に欠落した部分を持つ冴子は、
この事件を自分が引き起こしている
のではないかと疑い始める。



ホラー度はさほど高くなかったが、
思っていた以上に本格ミステリを
していて、真相が明かされた時の
満足度は高いものだった。
本編の間に挟まれる文章が
狂気と美しさを併せ持った
幻想的な描き方で雰囲気を高めていた。
最近は翻訳物や古典を読んでいたので
文章が非常に読みやすく感じられ、
あっという間に読み終えてしまった。
これは単に文体だけの話ではなく、
物語が読み手を熱中させる程
面白いものであったという意味も含む。
緋色のというタイトルでも分かるように
血に関する描写が多いので、
そこら辺が苦手な方は要注意。

レビュー投稿日
2017年5月9日
読了日
2017年5月9日
本棚登録日
2017年5月8日
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