うつヌケ コミックエッセイ うつトンネルを抜けた人たち

  • KADOKAWA (2017年1月19日発売)
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本棚登録 : 2650
感想 : 323
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私もカネコさん同様「うつの気持ちはさっぱり分からん」派でした。が、実際家族がうつ状態になって初めて、うつについていろいろ調べていくうちに、これはトンデモナイものなのでは?と思ったものです。
「心の風邪」どころじゃない。うつは「心のがん」です。
なので、内容はストンときました。
うつの時は風景がくすんで見えるので、やたら派手な色のものを買う、とか、忘れっぽくなる、活字が頭に入らない、音楽に感動できないなど、これ全部当てはまっていた!というようなものばかりでした。(うちのうつ人は信じられないほどカラフルな服ばかり着ている)
うつの人を「メンタル弱い」だの「甘えている」「怠けたいからだ」などと言う理解のない人たちにこそ読んでほしいかな。
うつを克服するには、家族はもちろん趣味も大事。
まだ暗いトンネルの中を出たり入ったりしている家族をもつ私にとっては、すごく勇気のもらえた本でした。感謝。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2017年9月30日
読了日 : 2017年9月30日
本棚登録日 : 2017年9月30日

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