作家の住まい (コロナ・ブックス)

制作 : コロナ・ブックス編集部 
  • 平凡社 (2013年10月25日発売)
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本棚登録 : 157
感想 : 14

本当に住むとしたら、冒頭の北杜夫の松原の家かな。
素人目に見ても、しっかりした造りの家だとわかる。
ガラス越しに日が差し込む玄関といい、あまり手を加えすぎていない庭がいい。
昆虫が集まるというのもいい。
本当に居心地がよさそうな家にみえる。


あとは川端康成の鎌倉の家。
立派すぎる。さすがノーベル文学賞受賞者。
買ったらいくらするんだよという豪邸だが、ここも私のスキが詰まってる。
客間からの庭の眺めを見て!もうこれだけで一日中ぼーっとしていられそう。
樹木の手入れだけで、百万くらいかかりそうな広大な敷地。平家建て瓦葺きの日本家屋は、維持費が高そう。←こればっかり


都内だったら目黒の秋岡芳夫の家。
工房や木工室やガレージなどの空間は、うちには絶対必要だし、玄関入ってすぐ階段、左の木工室は土足でというのも憧れる。
建築の常識を無視した自由な間取りがいい。


印象的だったのは、画家・塔本シスコの枚方の家。というか団地の四畳半。
この方、すごいね。存じ上げなかったです。
53歳で突如100号キャンバスに油絵を描き始めたんですって。才能が溢れてる。
絵を描くときは床に広告紙を敷き詰めて、横に長い絵は縦に立てかけて描く。花や野菜や、部屋から見える小さな庭をこよなく愛しているのが伝わってくる。


こういう本、好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2021年12月9日
読了日 : 2021年12月9日
本棚登録日 : 2021年12月9日

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