正義は勝つ!の結末じゃなかった。松本清張の作品は最後に悪人たちに天罰が下るものが多いのだけど、これは違って残念。私が松本さんの作品が好きなのは水戸黄門的なラストが待っているからだとこの作品を読んで気づいた。ストリーは実力ある大学助教授の見境ない女性関係から始まる。その男は自分さえよければ良いと思っている最低な男。その男には冴えないけれど善良な同じ助教授の親友がいる。女関係でトラブルがあるとその善良な友人に後始末をさせる。終盤には最低男に社会的破滅かと思う事件が起きた。なのに、なぜ松本さんは彼に天罰を与えなかったの?読後感悪し。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月6日
- 読了日 : 2022年2月6日
- 本棚登録日 : 2022年2月6日
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