表紙がコミカルだったので奥田さんらしいユニークな小説かと思ってたら全然違った。魅力的な悪女にはお金の匂いがして彼女と深い関係になった男の不可解な死があるというストーリー。悪女系ストーリーはよくあって新鮮さがなかったけど、主役じゃない脇役第三者のストーリーが面白い。それがまたラストで「この後どうなったの?教えて~」と思うものばかり。ホステスにスカウトされた保育士はどうなったの?古い体質を壊そうする建設会社の次期社長に色仕掛けで罠に嵌める計画はどうなったの?など。スッキリしない読後感ではあったけど面白かった。
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- 感想投稿日 : 2018年4月30日
- 読了日 : 2018年4月30日
- 本棚登録日 : 2018年4月30日
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