The Structure of Scientific Revolutions: 50th Anniversary Edition

  • University of Chicago Press (2012年4月30日発売)
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感想 : 1
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いわゆる パラダイムシフト について論じた本 予想よりもずっと抑制的で 科学理論における革命に限って論じている 読者がそれを勝手に拡大解釈して パラダイムシフトという言葉を より抽象的な概念にしたということ

科学哲学や科学史の本として読むならば とても少ない読者のための本だけど いまわれわれが使うような意味での パラダイムシフトという概念について書いた本だと 勝手に解釈して読めば とても面白い本だ

そういえば 人文知とサイエンスでは パラダイムシフトの性質が 違うんだな 科学史家をのぞいて 過去の誤った理論を学ぶ必要などないと考えるのがサイエンス 人文知ではそんなことはない たとえば言語論的に転回する前の理論を いまだに人々は勉強している

パラダイムシフトは 教科書の内容としてあらわれる という指摘は 面白い

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 批評・思想・哲学
感想投稿日 : 2015年11月25日
読了日 : 2015年11月25日
本棚登録日 : 2015年11月25日

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