レディ・ジョーカー 下 (新潮文庫)

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本棚登録 : 1722
レビュー : 161
著者 :
zerotester21さん  未設定  読み終わった 

 ついに完結( ´ ▽ ` )ノ

 予想どおり、結末は曖昧模糊( ´ ▽ ` )ノ
 元ネタのグリ森事件じたいがそうだったから、しかたがないことだけどね( ´ ▽ ` )ノ
 自分でも理由の判然としない情動に突き動かされた男たちの犯行が、総会屋やら仕手筋やら政治屋やらに利用されて、結局だれにも全体像のつかめないもやもや不気味な代物に変じていくさまがみごと( ´ ▽ ` )ノ

 半田のゆるやかな発狂は、あんまりにもいろいろな出来事があったなかに埋没して、やや唐突な感(>_<)
 考えてみれば、物語スタート前から狂気への傾斜があったからこそ、ああいう犯行に及んだわけだけど……
 合田の「覚醒」も、本作だけ見ると急な感じはするけど、「マークス」「照柿」の後だから、むしろ遅すぎた気がしたくらい( ´ ▽ ` )ノ
 この「つぎ」の作品が書かれたらどうなるんだろう? イケメン刑事&検事のおっさんずラブ? 腐女子歓喜必死だね( ´ ▽ ` )ノ

 しかし、なにより混乱したのは日之出のライバル社「旭ビール」なる社名の登場(・・;)
 なんとなく 日之出=キリン、毎日=アサヒ、と想定して読み進めていたから、サッポロにあたるはずの3社目の名前が 実在する(と言っていいのか否か?)「あさひ」ビールとは……(´ェ`)ン-…

 あと、終章でサラッとふれられる日之出社長の顛末、その後(2013年)に起きた「王将フードサービス社長○○事件」を予言しているようで 戦慄した……∑(((*゚ェ゚*)))ブルッ


 ともあれ、犯人の動機も事件の解決もハッキリ(さ)せず、名探偵もトリックもない、ミステリーとしては異様といっていい怪作ながら、人間心理・現代風俗・各種組織の構造腐敗などなどを緻密に描いた傑作文学( ´ ▽ ` )ノ
 それだけに、中巻の感想にも書いたとおり、女性視点・心理を一切排除している理由がよくわからない……(´ェ`)ン-…


2019/02/05

レビュー投稿日
2019年2月5日
読了日
2019年2月5日
本棚登録日
2013年5月27日
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