つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?

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レビュー : 26
次郎さん 評論/研究   読み終わった 

人間の脳が良くできたものだといつから錯覚していた?著者に言わせば、それはその場しのぎで継ぎ足された進化の結果による、冗長でいい加減な代物に過ぎない。とはいえ、これだけ増設されてきたからこそ他の種族と違い環境による成長を必要とし、その非効率的な隙間にこそ記憶や夢、愛情といった人間らしさが生まれる余地があったのだというのだから面白い。また、そうした出鱈目な状態に対して一貫性を持たせる機能としての「物語を作る能力」が存在するという話は刺激的だ。人は人であろうとする限り、意識的にも無意識にも物語を必要としている。

レビュー投稿日
2015年8月24日
読了日
2015年8月24日
本棚登録日
2015年8月24日
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