精神と生命

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次郎さん 評論/研究   読み終わった 

クラーゲスは人間の在り方を心身二元論ではなく「精神と生命」として捉える独自の二元論を唱え、その上で生命の過程とは体験の過程に他ならず現実においてこの生命というのを何より重要視している。「意識された体験」とはあくまで精神に属するものであり、体験そのものこそが生命なのだという独自の生命哲学は一読しただけでは把握が困難であるが、日本では坂口安吾の主治医であった千谷七郎や『胎児の世界』で有名な三木成夫に影響を与え、翻訳者も現役の心療クリニックの院長であるという事実がその立ち位置を象徴しているかもしれない。

レビュー投稿日
2012年12月3日
読了日
2012年12月3日
本棚登録日
2012年12月3日
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