いま話題の藤井聡太7段(きっともうすぐ棋聖!)。
彼の生い立ちと、どうやって将棋を覚えて、どうやって強くなっていったのかが書かれています。
意外なことに、子供の頃は今ほど突出して強いわけではなかったそうです。
わりと負けて、よく泣く子だったと。
そして、さらに意外(?)なことに、あの笑顔に反してかなりの負けず嫌いだそうです。
負けたらわんわん泣き、悔しがり、次は負けまいと闘争心を燃やす。
こうして将棋により多くの時間を費やすようになり、研修会(小学生の頃)の辺りでその才能は開花します。
彼が特別な才能を持っているのは間違いないでしょう。
しかし、才能だけで勝っているわけではないのもまた事実です。
彼はインタビューで記録について聞かれると、よくこう答えています。
「将棋が好きで続けているだけですから」
天才とは何か。
その答えがここにあると思います。
この本は将棋を知らない人でも読めるように書かれてます。
藤井ブームの今だからこそ読んでみてほしいです。
「天才!天才!」と手放しで持ち上げるだけでなく、その源泉を知ることは、とても価値があることだと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
趣味
- 感想投稿日 : 2020年6月29日
- 読了日 : 2020年6月29日
- 本棚登録日 : 2020年6月29日
みんなの感想をみる