暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

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本棚登録 : 13751
レビュー : 1791
著者 :
ゼラチンさん ミステリー   読み終わった 

裏表紙のあらすじから内容がずっと気になっていたお話だった。タイトルも作者も忘れてしまって出会うことを諦めていたところ、書店で偶然発見して即購入。
こんなに自分の中でヒットした本は久しぶりで、心地よく満足感のある読み味でした。
目の見えない女性と、殺人の容疑で終われた男のいびつな共同生活が、徐々に互いにとって心地よく掛け替えのないものに変化していく。その過程が切なく儚くてとても愛おしい。
ミステリー小説と言うよりは恋愛小説のようであり、友情の物語であるようにも見える。
この物語に「こんなこと有り得ない!」「リアリティが無い!」なんで余計な茶々を入れるほも ど不誠実な事は無い。書き手が語ろうとする事の意図も、登場人物の揺れ動く心も、リアルである必要は無いのだ。
ただただ美しく、消えてしまいそうな程澄み渡るお話。それだけで、再読の価値がある。

レビュー投稿日
2015年9月13日
読了日
2015年8月22日
本棚登録日
2015年8月22日
4
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