サガン6作目。
サガンの描く女性はわりと皆好きなのだけど
今回のリュシールは好きになれない!
ただこのまま続いていくかもしれない生活に刺激が欲しかっただけじゃないか~~!
サガンは、恋愛の過程における細かな描写表現が上手いという評を得ていますが、今回の作品でその評が本当であることを実感しました。
昔の傷は、忘れられないんじゃない。
故意に忘れようとしていないだけなのです。
今の幸せを噛み締めるために。
再確認するために。
だから何度も、昔の傷を掻き毟るんだろう。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年5月27日
- 本棚登録日 : 2010年5月27日
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