ある夏は安部公房、またある夏は坂口安吾。
今年の夏は谷崎潤一郎でした。
日本版若草物語!
順番的に、私はジョーで、幸子です。
それはさておき・・・
昭和に生きる上方中流階級の華やかな4姉妹。
サガンもそうだけれど、中流階級の話がなぜか好きな私。
戦争、という大きな波に翻弄されながら
(途中の大洪水も、市民の力ではどうにも出来ない『戦争』を仄めかしていると推測)生きる家族と谷崎自身が描かれています。
すごく面白かった!
検閲が厳しかった時代を経て
いまこうして多くの人々に読まれるこの作品に出会えてよかったと思います。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年5月27日
- 本棚登録日 : 2010年5月27日
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