毒ガスをはじめとして都合の悪いことを隠蔽しようとする政治家が汚く見えつつも、復讐のために凶悪な犯罪を犯し、最終的に人類滅亡を目指す結城の生き方、そして苦悩の中で自分を律し続ける賀来の姿。それぞれに人間の様々な面を見ることができたと思う。
ラストは結城らしいといえばそのとおりなラスト。秀逸なラストだと感じたけど、後日譚も読んでみたくなりました。
やや好みのわかれる作品だと思いますが、社会派ドラマやドキュメンタリーなどが好きな方には合うんじゃないでしょうか。
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- 感想投稿日 : 2011年8月1日
- 読了日 : 2011年8月1日
- 本棚登録日 : 2010年9月29日
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