星に願いを、君に祈りと傷を (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040728919

作品紹介・あらすじ

流星群が降る夜、高校2年の屋敷は美しい双葉と出会った。
顔に大きな傷を持ち、だけど凛として、星と夜が好きだと話す彼女。
双葉に惹かれた屋敷は二人が10年前に出会っていたことを知り、再会を運命だと有頂天になるが……。
ある疑問が頭をもたげる。双葉はいつケガを負ったのか。
そこには決して屋敷が知ってはいけない、彼女が10年前から抱え続けた孤独と秘密が隠されていて――。
星が衝突するように恋に落ちた。
双葉の傷を、傷ついた過去を、消したいと何度も願った。
流れ星のように煌めく一瞬の青春物語。

感想・レビュー・書評

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  • 『さよならの向こう側』が話題の清水晴木さんの作品。宇宙や星にある程度知識がある人にも、まったくない人にも充分楽しめる青春小説。この広い宇宙の中で縁あって出会う奇跡と、泣きたくなるくらいのせつなさを噛みしめながら。

  • ヒロインである、双葉の心の動き。
    そして、主人公の屋敷の感情。
    この2つが星のように輝く、素敵な小説でした。
    暗く切ない場面もありますが、
    読後は2人の幸せを祈る気持ちになりました。

    人を想うというのは素敵なことです。
    双葉の体の傷は癒せませんが、
    心の傷は人を想う心で癒せたはずだと思います。

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著者プロフィール

千葉県出身。2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終候補作に残る。15年、『海の見える花屋フルールの事件記 ~秋山瑠璃は恋をしない~』でデビュー。著作多数。2021年、『さよならの向う側』が話題になり、連続ドラマ化も決定。近著は『さよならの向う側‐i love you‐』。

「2023年 『風と共に咲きぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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