すごすぎる天気の図鑑 雲の超図鑑

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 212
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046060167

作品紹介・あらすじ

「すごすぎる天気の図鑑」シリーズから飛び出した、スピンオフ企画!
数ある気象現象のなかでも観察しやすく、いつも違う姿を見せてくれる「雲」にフォーカスした、「雲のすべて」に迫った一冊です。
超くわしいけど誰でもできる「雲の見分け方」をはじめ、雲の色や寿命、積乱雲の意外な性格、難しい雲の予報など、これを読めばあなたも立派な雲研究者。
雲が描かれた絵画や「雲」がつく言葉など、文化的な側面も取り上げ、ますます充実の雲本です!

感想・レビュー・書評

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  • 雲の形や種類、仕組みに焦点を当てて解説をした本。既刊のシリーズと重複している内容が多い印象だが、写真やイラストにこだわって作られている点は評価できる。また、雲と文化との関わりに目を向け、言葉や漢字、絵画との関連について紹介している点も良かった。

    印象に残ったのは、クロード・モネ「印象・日の出」の話である。モネ自身は「霧の中の太陽と、そそり立つ何本かのマストを描いた」と述べているが、霧の場合ミー散乱で太陽は赤くならないため、煙のエアロゾルによるレイリー散乱で太陽が赤く見えたと考えたほうが物理的にはよいという。

  • 雲の図鑑。絵で説明してくれる雲達が可愛くて好き。雲が鳥の形に見えたりするのパレイドリア現象って言うらしい。あと湯気も雲、アイスから出るのはアイス雲、雨粒はお饅頭型、とか初耳。レンズ状高積雲って天気が下り坂の時に出会うんやって覚えとこ。蜂の巣状雲綺麗でいつか見てみたい。

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著者プロフィール

荒木健太郎(あらき・けんたろう)
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・博士(学術)。
1984年生まれ、茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職に至る。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、気象災害をもたらす雲の仕組みの研究に取り組んでいる。映画『天気の子』(新海誠監督)気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』『もっとすごすぎる天気の図鑑』『雲の超図鑑』(以上、KADOKAWA)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)などがある。
Twitter・Instagram・YouTube:@arakencloud

「2023年 『読み終えた瞬間、空が輝いて見える気象のはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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