ユウタイノヴァ(1)新装版 (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
3.25
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本棚登録 : 124
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063823134

作品紹介・あらすじ

解き放て、自分自身を! 
青春オカルティック・ストーリー!!
とあるキッカケで「幽体離脱」ができる能力を手に入れてしまった大学生の桂木 晴。
夜になると自分の体からぬけだしては、元彼女の部屋へ通う日々をおくり、何も触れることはできないが、誰かに見られることもない幽体の特性を楽しんでいた。しかしある日、幽体中のハルの前に謎の女子高生が現れ、とんでもない展開に!!!

あるキカッケで、幽体離脱ができるようになった青年。毎晩、向かうはモノカノの部屋。話すことや、さわることはできないが、彼女のすべてを見ることができる。ただ見ているだけ‥‥それで十分幸せだった。あんな場面を見るまでは‥‥!! 『惡の華』の押見修造、暗黒青春の旅の始まりとなった問題作、新装版でフワフワ復活!! フワフワドロドロクセになる、幽体世界へようこそ‥‥。

感想・レビュー・書評

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  • ありそうでちょっと怖い(*^^*)
    でも、素直な心理かも知れないね!

  • 幽体離脱ができるようになった青年が元カノの家に行った後のくだりは正に知らぬが仏。ここまでエグいと清々しい。

  • 基本的にはワンアイデア設定を出して、テーマは性に引っ張っていく。
    というか必然的に引っ張られていく。
    だからそんなに長い話にはならない。
    それを思うと真っ向から立ち向かった「悪の華」は奇跡のような作品なんだろう。

    表紙素敵です。

  •  ひょんなことから「幽体離脱」ができるようになった大学生「桂木晴」が主人公。幽体離脱とは、なかなか夢の広がる話ではあるのだが、することといえば元カノの様子を覗き見るだけ。そのなかで、知らなくてもいいことを知ってしまって……というのが物語の冒頭。
     そこからは、押見作品らしい葛藤や社会に対するシニカルな滑稽さを描き出していく。

     『惡の華』の新刊が発売されるのをいつもいつも楽しみにしているくらいには押見作品が好きな僕――いわゆる「にわか」だ――だが、本作はどうもハマらなかった。「結局、伝えたいのってそれだけかよ」感が強かったのだ。読んでいてのワクワク感や予想を裏切られる感覚、先が読めない感覚なんかが得られなかったなあ。


    【巻数】全2巻
    【掲載誌】ヤングマガジン
    【連載年】2007年~2008年

  •  当時ヤンマガで毎週楽しみに読んでいたのに突然の打ち切り?終了に会い、モヤモヤしてましたがここにきて新装版かつエンディングも描いてくれるということで購入。幽体離脱おれもしてー

     男はいつだって過去を振り返ってしまうのです。ボクは押見先生の作品はこの作品から入って、押見先生が描く女のビッチさに愕然としました。なんだあいつら!こっちが悩んでるのにスーパービッチかようわああああああああ、と内心叫び続けていました。だけど、その分まほろさんの包容力にやられてしまう簡単な主人公ハル。肉体を捨て魂同士で溶け合うことができる幽体でのセックス。完全な意味で繋がることができないヒトの枠を超える合体。想像するだけで気持ちよさそうだよなぁ。しかし、これほどの快感を覚えてしまったハルはこの先まほろ抜きで生活ができるのか。それこそ日比野の二の舞になってしまうのではないか。押見作品の典型的な男子なハルくんには頑張って欲しいところです。

     強烈にまほろを求めるハルですが、ここからどう物語が展開していくか。自分の記憶ではこの次の回あたりの記憶までしかないので非常に楽しみでしょうがない。幽体離脱1回でもいいから自分も味わってみたいなぁ

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著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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