成瀬は天下を取りにいく

著者 :
  • 新潮社
4.11
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本棚登録 : 13730
感想 : 1500
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103549512

作品紹介・あらすじ

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説! 中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • 2024年本屋大賞ノミネート作品
    こんなん大好きです!こんなにもワクワクさせてくれた本は久しぶりです!終始ニヤニヤしちゃう系!
    ツッコミ所満載の主人公成瀬。遠ざけがちな人物像ではあるけれど、読み進めていくうちに可愛らしく思えてくる。これはTVドラマ化出来ますね!
    読み終えたその足で続編を購入しました。店員さんに「こちらの商品、続編ですが大丈夫ですか?」って聞かれて「続きが読みたいんですっ!」って答えてる自分がいました。それくらい楽しく読み進められて、成瀬の未来が気になる本です!

  • 凄い評価の高い本で、フォロワーの皆さんの本棚で次々と見かけて気になっていた。

    成瀬って誰なんだ!?
    天下をとりに行くってどんな話なんだ!?

    気になって、気になって、
    旦那がゴルフに行っている隙に、本屋さんへ行って新品を買ってきた。

    こんなにフォロワーさん皆さん読まれているのに平積みではなかったから探してしまった(^◇^;)


    滋賀県在住の女子高生、成瀬を軸とした短編集。
    この成瀬というぶっ飛んだキャラが凄い(笑)
    200歳まで生きると言ってみたり、M-1に出ると言ってみたり、高校入学時、坊主にしてみたり。突拍子もないキャラクターだ。

    突拍子もなさすぎて、飽きない( ̄▽ ̄)
    次は何をかましてくれるのだろうと期待してしまう。


    スラスラ読めて、3日間会社の休み時間だけで読めてしまった(*^▽^*)

    • shukawabestさん
      2作目もbmakiさんと楽しさを共有できたらいいなと思っています。もし、成瀬がクラスにいたら、僕は遠巻きに見守りながらたまに大笑いしているだ...
      2作目もbmakiさんと楽しさを共有できたらいいなと思っています。もし、成瀬がクラスにいたら、僕は遠巻きに見守りながらたまに大笑いしているだろうなと思います。島崎のような近距離ではいられないかも。
      2024/03/02
    • bmakiさん
      shukawabestさん

      コメントありがとうございます(*^▽^*)

      2作目、買っちゃおうかな。。。
      読みたい本がてんこ盛り...
      shukawabestさん

      コメントありがとうございます(*^▽^*)

      2作目、買っちゃおうかな。。。
      読みたい本がてんこ盛りで。
      大きい本はなかなか購入を決心するのが難しく、でもとっても気になっております。
      いつか絶対読みますね(*^▽^*)

      島崎さんも凄いですよね。
      なんだかんだあんな近くに居られるなんて。。。
      私には難しいかも。
      でも、成瀬からは目が離せないだろうな。。。
      2024/03/02
  • 巷で話題となっている本書、遅ればせながら読了です。

    今ではすっかり自称ハマっ子を名乗っていますが、横浜に来る前は滋賀県にいました。
    (関西人ですが、滋賀は単身赴任です)

    懐かしいなぁ...

    膳所って、確かに読めないですよねー
    関西人の私ですら滋賀に行ってから知りましたし^^;

    平和堂も懐かしい~、毎日のように買い物に行っていましたよ☆
    滋賀県民の家には高確率で信楽焼のタヌキ、そして財布にはPOPカード♪
    もちろん私も持っていましたσ(・ω・`)

    そんな滋賀県でも県庁所在地である大津市が舞台となる本書、読み物としてもなかなか面白い(=^▽^=)

    ただ、世間を賑わせるにはそれなりの理由があるばすです。

    この作品が多くの読者を引きつける理由は、以下の点にあると思います。

    ①青春の魅力: 成瀬あかりという個性的な主人公が、夢や友情、挑戦といった青春の要素を通じて成長していく様子が多くの読者に共感を呼ぶ。

    ②地域色の豊かさ: 物語が滋賀県という特定の地域に根ざしており、その地域の文化や風景が色濃く反映されている点が、読者の興味を惹く。

    ③共感と憧れ: 成瀬あかりの「天下を取りに行く」という大胆な夢に、多くの読者が共感し、また憧れを抱く。

    ④評価と受賞: この作品は、第20回「女による女のためのR-18文学賞」で史上初のトリプル受賞を果たすなど、数々の賞を受賞しており、その評価が読者の関心を集めている。

    これらの要素が組み合わさることで、『成瀬は天下を取りに行く』は幅広い層の読者に支持されているんだと思います。

    <あらすじ>
    滋賀県大津市を舞台に、主人公・成瀬あかりの中学2年生の夏から高校3年生の夏までの間の出来事を描いた作品です。成瀬あかりは、周囲からは変わり者と見られがちながらも、自分の信じた道を突き進む強い意志を持った女子学生です。彼女は、西武大津店の閉店まで毎日通い、お笑いの頂点を目指してM-1に挑戦し、高校の入学式では坊主頭で登場するなど、予測不可能な行動で周囲を驚かせます。しかし、その行動の背後には、成瀬なりの深い考えと情熱があります。

    物語は、成瀬の幼馴染である島崎をはじめとする、立場も距離感も異なる人々の視点から語られ、成瀬の人となりや彼女の行動が周囲に与える影響が描かれています。成瀬は、自分の夢に向かってまっすぐに進むことで、多くの人々に勇気とインスピレーションを与えます。また、彼女の行動は、時には周囲の人々にとって肥やしとなり、彼ら自身の成長にも寄与します。

    この小説は、青春の輝きと苦悩、友情と挑戦、そして個性と自己実現の価値を描き出しており、読者にとって共感と憧れの対象となっています。成瀬あかりのキャラクターは、自由で独特でありながらも、人間らしい弱さや寂しさを抱えていることが最終章で明らかになり、彼女の魅力をより一層引き立てています。

    『成瀬は天下を取りに行く』は、読者に自分自身の夢を追いかける勇気を与えるとともに、地元愛やコミュニティへの貢献の大切さを思い出させる作品です。



    本の概要

    2024年本屋大賞ノミネート!
    成瀬の天下取り!
    【坪田譲治文学賞】
    【「静岡書店大賞」小説部門 第1位】
    【ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門第1位】
    【「読書メーター OF THE TEAR 2023-2024」第1位】
    【「中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版」第1位】
    【第17回「神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」受賞】
    【「キノベス!2024」第1位】
    など続々受賞。

    2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
    コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
    M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
    今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
    2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!

    • Manideさん
      ヒボさん、こんばんは

      滋賀にいらっしゃたんですね〜
      この作品面白くて、とても好きですが、
      滋賀のことを知っている人が読むと、さらにハマりそ...
      ヒボさん、こんばんは

      滋賀にいらっしゃたんですね〜
      この作品面白くて、とても好きですが、
      滋賀のことを知っている人が読むと、さらにハマりそうですね。
      2024/03/31
    • ヒボさん
      Manideさん、おはようございます♪
      コメント見落とし...m(_ _)m

      横浜の前は滋賀にいたんですよ。
      懐かしく思い出しました。
      Manideさん、おはようございます♪
      コメント見落とし...m(_ _)m

      横浜の前は滋賀にいたんですよ。
      懐かしく思い出しました。
      2024/04/06
  • これが噂に聞く「成瀬の天下取り」か。M-1グランプリ第四回年(2006年)に生まれた成瀬・島崎コンビが、時には西武大津閉店時に一部有名になり、2020年のM-1に挑戦する‥‥。おゝ元気な中学生やないかい、かわいーな〜、と読んでいった。

    第3話で転調する。というところで、私も人と違う視点でレビューを書きたい。
    誰も、本作品が群像劇であることを指摘していない。でなければ、何故第3話があるのか、第4話5話があるのか、説明出来ないと読者は思わないのだろうか?

    それと、今のところ誰も指摘していないが、私は直ぐに和山やまの漫画「女の園の星」との類似を思った。これも群像劇である。そして、本人たちは「至って真面目」ではあるのだが、客観的には若干「ヘン」ということを描く。そのことを描きながら、それがイヤに「面白くて」、高校時代の2度とない「ひとりひとりの」「キラキラ」を描いている。

    一応題名だしテーマだから、成瀬は星先生よりも主人公主人公している。けれども、1話2話の視点は島崎であり、3話は敬太であり、4話は大貫であり、5話は西浦である。6話でやっと成瀬視点になる。

    成瀬が数段突出しているので目立たないが、島崎という人物はなかなかヘンで「愛おしい」。14歳のある日「成瀬あかり史を出来るだけ見届けよう」と誓う中学生は十分個性的だし、凡人であるだけにその志は共感できる。

    第3話に成瀬はカメオ出演で終わる。敬太たちは本書におけるオッサンキャラではあるが、1番目立つマサルの横で島崎の位置付けを40年近く保っているという事で、敬太は十分個性的だ。しかも極めて凡人。でも結局彼の「活躍」で「タクロー事件」が解決したのだ。ホントはマサル以上に彼が事件を気にしていたのは、Twitterアカウントにタクローを選んでいたことでも、読者の我々はわかってますよ。

    今やイジメに遭わないための努力は、東大入試並みの頭脳を要するようだ。大貫は、それら難しいミッションを、小中高とこなしているのみならず、教室の隅から「人物相関図」を作成するという超高度なことをしている。この「変人」が注目されないなんておかしい!えっ?それって多かれ少なかれ誰もがやってることなの?それはそれで、現代Z世代のスケッチとして貴重な小説だと思う。

    西浦くんには、共感しかない。あんまりヘンでないことで、却って群像劇の個性が際立つという役割かな。時代が変わろうとも、片思いの始まりって、こんなもんだよ。キュンキュンしちゃう。ちゃんと次の年には少しだけ進展しているし。

    勿論、成瀬には頑張ってもらいたい。でも、各話の登場人物たちが「とっても愛おしかった」。

    • まことさん
      kuma0504さん、こんにちは♪

      昨日はまたもやいいね!返しありがとうございました。
      突然ですが、昨年お伝えした「山形小説家講座」...
      kuma0504さん、こんにちは♪

      昨日はまたもやいいね!返しありがとうございました。
      突然ですが、昨年お伝えした「山形小説家講座」の2024年度の講師が今朝発表されていたのでお伝えだけしておきます。
      北方謙三さんや宮部みゆきさんはいらっしゃいませんが、昨年おっしゃっていらした講座コーディネーターで文芸評論家の池上冬樹先生の回が来年度ありました。
      2025年1月26日に開催される回で、オンラインのみの開催のようです。
      もし、お身体の調子がよろしければ、今から執筆されれば十分間に合う時期かと思います。
      おせっかいかとも思いましたが、ご連絡させていただきました。
      私は穂村弘さんの回に出席しようと思っています。
      作品は1カ月前に池上先生に提出されればOKです。
      私のXに概要をリポストしてありますので、よかったら御覧ください。
      もし、出席される場合わからないことがあればどうぞお聞きください。
      2024/03/17
    • kuma0504さん
      まことさん、ありがとうございます!
      怖いけど、真剣に検討します。
      まことさん、ありがとうございます!
      怖いけど、真剣に検討します。
      2024/03/18
    • まことさん
      kuma0504さん♪
      私も陰ながら応援しています!
      お身体にだけはどうぞお気をつけて。
      kuma0504さん♪
      私も陰ながら応援しています!
      お身体にだけはどうぞお気をつけて。
      2024/03/18
  • 2024年本屋大賞受賞作品。
    前から書店で何度も目にしてきたのだが、女子中学生が主人公という時点で自分にはあわないかと読むのを避けていた。
    失礼ながら本屋大賞にノミネートされた時もやはりその気持ちは変わらず、受賞されてからやっと読んでみる気がおきた。

    先に感想を述べると想像以上に面白かった。連作短編集になるのだが主人公成瀬あかりと幼馴染みの島崎みゆきにどんどん引き込まれていく。
    約200頁という少ない文量と読みやすさが重なり2日もかけず読みきってしまった。
    この作品、やっぱり本屋大賞だなと思わされるのは読者層を選ばない所だと思った。中高生は臨場感と現実感を持ちながら読めるだろうし、大人はまるで我が子を見守るかのような視点で読む事ができる。

    そして成瀬のキャラクターも魅力。
    中性的というか真正直というか純粋というか、大人とも子供とも言い難い言動行動が読者に嫌な物を感じさせない。応援したい、気になる存在感を放っていた。

    本線からはずれるが、自分もかなりのライオンズファンで数十年に渡り西武に捧げてきた。
    1番栗山と60番中村のライオンズの誇る骨牙のユニフォームで登場してくれればもっと良かった。
    今となっては3番山川だけはどうしてもいただけない。そこだけ違う意味で残念だった。作品とは関係のない全くの個人の感想として。

    滋賀県の近江高校からライオンズに入団した、甲子園を沸かせたスター山田陽翔選手もいることから、今後球団もしくは西武グループとの何かしらのタイアップ等があれば面白いなと感じた。

    次作「成瀬は信じた道を行く」も今平行して読んでいる連作物の読了後に読んでみたいと思っている。

  • 好きとか嫌いとかは置いといて"はじめまして"

  • 連作短編集です。

    まずは「ありがとう西武大津店」から始まります。
    主人公の成瀬あかりは二百歳まで生きるのが目標の14歳。
    中二の夏を「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と同じマンションで同い年の幼なじみの島崎みゆきに宣言します。
    そしてライオンズのユニホームを着て西武が8月31日に営業終了するまで通ってTVのぐるりんワイドに出演して西武大津店をアピールします。最後に「将来わたしは大津にデパートを建てる」とまた宣言します。


    2話目は「膳所から来ました」
    成瀬は「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」と宣言。
    島崎と一緒にMー1グランプリに出場する話です。チーム名は「ゼゼカラ」です。


    そして3話目は「階段を走らない」という1977年生まれの稲枝敬太と吉嶺マサルらの同級生探しの話が入ります。


    4話目は「線がつながる」。
    高校生になった成瀬。成瀬がいきなり坊主頭になります。
    そしてかるた班(部活)に入ります。


    5話目は「レッツゴーミシガン」
    高校二年生になった成瀬。
    全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会で出会った中橋結希人に惚れられ二人でいきなりデートをしますが…。


    最終話は「ときめき江州音頭」。
    高校三年生になった成瀬。
    ときめき夏祭りにゼゼカラとして参加することになりますが、島崎が東京に転校することを打ち明けられた成瀬は今までにない大きなショックを受けてしまいますが…。


    成瀬って、勉強がもの凄くできて、二百歳まで生きるのが目標で、坊主頭も厭わない痛快女子なんですが、男性的な喋り方が、まるでベルばらのオスカルだと思いました。
    「わたしは○○○○だ」
    「○○か?」
    「○○○だからな?」
    「○○○だ」などが、そっくりだと思いました。
    もしかして、真似たのかなと思いました。
    まあ、読んでみられればわかると思います。


    また、この作品は滋賀県の大津が地元の方には本当に嬉しい地元愛に溢れた作品だと思いました。私は地元民ではないので、どこまで、実際に存在するものなのかよくわからないのが残念ですが。


    大学生になった成瀬もどんなふうに天下を取っていくのか読んでみたいものだと思いました。

    • アールグレイさん
      こんにちは(^_^)/

      !!(◎_◎;) 西武ですか❔
      近いんですよ。❗
      連作短編集は好きですが、主人公が高校生だということに抵抗...
      こんにちは(^_^)/

      !!(◎_◎;) 西武ですか❔
      近いんですよ。❗
      連作短編集は好きですが、主人公が高校生だということに抵抗を
      感じます。――ザンネン○| ̄|_
      2023/04/22
    • まことさん
      アールグレイさん、こんにちは♪

      西武デパートが、お近くなんですか?
      いいですね。
      小学生の頃、東武東上線沿いに住んでいたことがあり、私も池...
      アールグレイさん、こんにちは♪

      西武デパートが、お近くなんですか?
      いいですね。
      小学生の頃、東武東上線沿いに住んでいたことがあり、私も池袋西武か東武にたま~にですが、ショッピングに私も行っていたことがあります。
      連作短編集、お好きなんですか?
      私は長編の方がレビュー書きやすいので、好きです。
      2023/04/22
  • 成瀬あかりの考え方
    『たくさん種を蒔いて、一つでも花が咲けば良い。
    花が咲かなかったとしても、挑戦した経験は全て肥やしとなる』

    これは親になって子供を育てる時に考えるような事であって、自分が学生の頃は自分自身のことをそんな風には考えられなかった
    やるなあ、成瀬あかり
    成功体験の積み重ねって、自信につながりますものね
    何でも自由にやらせてくれた親にも感謝ですよ

    勉強も出来るし、何にでもチャレンジしていくポジティブ思考
    でも自分や地元貢献に一生懸命な分、あまり他人に興味がなかったり気付かなかったりする彼女
    そこがパーフェクトではなくてアンバランスで人間らしく、親近感が湧く

    そんな彼女を支えていたのは、
    成瀬のファンであり続ける島崎さん
    ゼゼカラコンビは間違いなく続編にも登場するのでしょうね

    • bmakiさん
      何でもかんでも出来る完璧な人間ってわけでもなく、突拍子もない事を考えるヤバい奴( ̄▽ ̄)
      そんなイメージで読み終わったんですが、爽快感があ...
      何でもかんでも出来る完璧な人間ってわけでもなく、突拍子もない事を考えるヤバい奴( ̄▽ ̄)
      そんなイメージで読み終わったんですが、爽快感があるんですよね!
      次作もとっても気になっています(笑)

      こんな子が近くに居たら面白いですね(*^▽^*)
      とか言いながら私は近づかず、遠くの方から眺めていそうです(笑)
      2024/02/24
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      まきさん

      アハハ、まきさんは上手いこと言うねえ(*´꒳`*)
      それに成瀬がクラスにいたら私も観察する笑
      確かに変わった子だけど、こういう明...
      まきさん

      アハハ、まきさんは上手いこと言うねえ(*´꒳`*)
      それに成瀬がクラスにいたら私も観察する笑
      確かに変わった子だけど、こういう明るいテーマだと清々しいです

      物凄く期待していたからブスブス刺さりまくるのかと思っていたら、そこまでではなくて。。。
      で、続編どうしようかなあなんて思っていて
      レビュー読んだら続編の方が面白い様な感じ
      それに成瀬を育てた親のことが書いてあるっていうからちょっと興味出て来ている、そんな状態です
      2024/02/24
  • 頑張らなきゃと思わせてくれる少女、成瀬にキュンしちゃう!弩級エンタメ小説 #成瀬は天下を取りにいく

    ■どんな作品?
    主人公の少女である成瀬を中心に、どこにでありそうな人間関係と人々の成長を描いていく。日本の地方都市、大津の隣町の変化する街並みや、それでも変わらない人情が慕わしくなるエンタメ小説です。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    いい…昭和時代のドラマを観ているような、暖かさを感じる作品です。これは人気になるのがわかる。

    まず感じたのが圧倒的な文章力。読みやすくわかりやすい、一見自分でも書けちゃいそうな文章のように見えますが、決して一般人には書けないバランスと読み口です。これぞプロなんだと驚愕しましたね。難しい説明や派手なセリフが少ないところが好き。見せられているというより、そこに自分が存在する感覚になってくるんですよ。

    世の中に日本の地方都市を舞台にする小説は色々ありますが、本作は大津市の隣町の膳所。これまで街の中心であった百貨店が閉店になるという出来事、それに対する人々の反応が絶妙にリアル。あるのが当たり前だと思っていたものが無くなってしまうのは、きっと大切な家族や友人がいなくなってしまうのと同じ思いなんでしょう。

    本作一番の読みどころは、やっぱり主人公の成瀬。自分が成すべきことや興味のあることに対し、周囲の目や批判を気にせずに一心不乱で取り組んでいく。誰しも一度はやってみたい~と思っても、実際にはやらないことを物おじせずに突き進んでゆく。

    近くにいると煩わしく思えることもあるけど、ホントは憧れの目線でみちゃうような人。友人や街の人々が成瀬に惹かれてしまう気持ちがよくわかります。

    こういう人に出会えるっていうことは、ものすごく幸運なんですよね~。自分の小さな悩みなんか吹き飛ばしてくれて、一緒にいると楽しいし、パワーと勇気をもらえる。自分も頑張らなきゃ!と思わせてくれるんです。

    ちなみにこういう人って、男女ともに鬼のようにモテる。私の周りにも何人かいますが、いつも感謝してます。ぜひ次回作も読んでみたい元気になる作品でした!

    ■ぜっさん推しポイント
    我が家も地方都市のベットタウンで、徒歩圏内にショッピングモールがあります。スーパー、電気屋、書店、飲食店、理容店、ホームセンター、100円ショップ、病院、薬局、マック、スタバ…それこそ何でもあるし、ホントに便利。老人から子供まで、家族やカップルでいつも集っている。

    このショッピングセンターを中心に経済も人も動いていて、街のコミュニケーションがそこにあるんです。今の日本って、こんな場所ばかりじゃないでしょうか。

    でもこれから10年20年と経過していくと、ここで育った子供たちも街を出ていき、このショッピングセンターもさみしくなってしまうのでしょうか。なんとなく暮らしている街を、もっと大事に見ておかなくちゃですね。

    • 月詠さん
      続編は、さらにパワーアップします。
      お楽しみくださいませ^_^
      続編は、さらにパワーアップします。
      お楽しみくださいませ^_^
      2024/03/30
    • bmakiさん
      秋さんとこの作品が何となく結びつかない私(笑)
      こんなテイストの作品も読まれるのですね(*^▽^*)

      秋さんにレビューしてもらえると...
      秋さんとこの作品が何となく結びつかない私(笑)
      こんなテイストの作品も読まれるのですね(*^▽^*)

      秋さんにレビューしてもらえると、ミステリファンの皆様もちょっと読んでみようかな?なんて気になるかもですね(^-^)
      2024/03/30
    • autumn522akiさん
      bmakiさん、こんばんわっ
      はい、たまにですが、一般的なエンタメも純文も読みますよ^^

      本作はキャラ小説というだけじゃなく、地方都...
      bmakiさん、こんばんわっ
      はい、たまにですが、一般的なエンタメも純文も読みますよ^^

      本作はキャラ小説というだけじゃなく、地方都市とそこに生きる人にも
      焦点を当てた、いわゆる、いい読み物、いい小説だと思いました。
      ずっと読んでいたくなる本ですね。
      2024/03/30
  • /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    成瀬の話し方が独特で、声のイメージが、なぜかadoになってきて、ずっとadoの声が耳に流れていました。

    もっと、壮大な話に展開していくのかと思ったら、そうでもなくて、ちょっと微笑ましい感じでした。

    ほんと、サクッと読めるので、疲れた時にいいですね。
    成瀬みたいな子がいるような気がして、リアルな感じで楽しめました。

    天下を取りには行ってない気がするけど(笑)
    こういう子はいいな〜と感じます。


    /_/ あらすじ _/_/_/_/_/_/

    いろんなことに挑戦する成瀬。才能もあって、やることやることトップになっていく。

    地元の西武デパートが閉店するのをきっかけに、えらたなチャレンジをするところから始まります。


    /_/ 主な登場人物 _/_/_/_/_/_/

    ・成瀬あかり 走るのが早い、絵も歌も上手、ときめき夏祭り実行委員
    ・島崎みゆき 成瀬友人、成瀬と同じマンション、ときめき夏祭り実行委員

    ・稲枝敬太
    ・吉嶺マサル 吉嶺マサル法律事務所、ときめき夏祭り実行委員長
    ・笹塚拓郎 タクロー、中心人物

    ■同学年
    ・大貫かえで 
    ・大黒悠子
    ・須田直也 かえでクラスメイト
    ・西浦航一郎 長身
    ・中橋結希人 軽い

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