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- Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327377403
作品紹介・あらすじ
★エリザベス朝の魔術師による精霊交信の真相に迫る!
エリザベス朝における知の巨人ジョン・ディーと錬金術師エドワード・ケリーが水晶球の中に見出したのは、神の遣いか、魔界の使者か?世界の真理と富を追求する果てに現れた精霊は、はたして実在したのか?天使の言語「エノク語」は解読可能なのか?著者みずからがディーの膨大な手稿を読み解き、余白の書き込みや抹消部分に至るまで丹念に目を通し、さらに同時代の資料を博捜することで明らかにする、驚愕の真相。構想四十年、畢生の大作。図版多数収録。
感想・レビュー・書評
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幻想小説家、稲生平太郎としても活躍する横山茂雄が、直接イギリスに出向き、文献を渉猟して、魔術師ジョン・ディーとその霊媒だったエドワード・ケリーの関係を追った本。
通説では詐欺師のケリーがディーを騙した、となっていたが、著者はそれを否定し、二人が互いの幻想や欲望を映し出し、増幅して行くプロセスを詳細に描き出す。
欲望によってエネルギーを込められた観念が、人を滅ぼすというおそろしさと魅力。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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