本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784653036210
作品紹介・あらすじ
資産家で誇り高い旧家の次男バジルは、ある日偶然出会った美貌の娘に心を奪われる。恋情は忽ちにして燃え上がるが、彼女がリネン商の娘と知ったバジルは愕然とする。商売人の娘との結婚を父が許すはずがない。思い悩んだ挙げ句、彼は、夫婦として暮らすのを一年間待つというリネン商の条件を呑み、自分の家族には秘密で彼女との結婚の契約を交わす。しかし、その一年は長く、予期せぬ危険を孕んでいた。『白衣の女』の成功を充分に予感させる、サスペンス溢れるコリンズ初期の最高傑作。
感想・レビュー・書評
-
作品は限られているから、読みたい気持ちと読みきってしまいたくない気持ちのせめぎ合いの中、しかしいつまでも読まないということもできず、ついに一巻を開く。
一巻と言っても作品集のこの1冊はバジルという1作品で完結している。
開いてみたら1ページ二段組みだったので嬉しくなる(つまり長いこと読んでいられる)。
紙の本のいいところは心構えができるところでもある。左手が少なくなるにつれ、徐々に終わりの近づきに覚悟できるところ。
コリンズの作品は彼の指針の元に教訓的であり、善と悪、恨みもあるが赦しが勝る。このバジルも、白衣の女と同じく、赦しがある。クリスマスのこの時期にもあっている気がする。
ああ、すぐに2巻に入ろうか。次のはちょっと雰囲気が違ってゴシックホラー的?らしいのだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示