- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867162880
作品紹介・あらすじ
「あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?」様々な人たちの最後の再会を描いた純度100%の感動小説、待望の続編!
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目。
個人的にちょうど色々あったタイミングで読むことになった。
シリーズの他の作品もよかったのだけど、読み手の私の心境の変化のせいか、以前よりぐっと心に染みた。
24時間でも現世に戻ってこられたり、死後にもさよならの向う側のような世界が待っているといいなと思う。
そして残された時間があるのなら、会いたい人に会って一日一日を大切にしなきゃなと、当たり前のことを改めて痛感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一作目に引き続き、再会の描き方をよく工夫できるなぁと感じた。死を含む別れとは、残った人々へどのような影響を与えるものなのか。そんなことを、考えさせられた。
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今の自分に最も必要な答えを与えてくれた一冊。
この本に出会えたことに感謝したい。
今の自分にできることはまだあるじゃないか!
と背中を優しく押してもらえたような気持ちになった。
「I love you」をどう訳しますか?と問われ、私は「ずっと心の中でいつまでも」という言葉が心の中に浮かんできた。
人生の最後に会いたい人。私は誰と会いたいと思うのか。
そして私の姿を知らない人にしか会えないとなった時、私も涼風のように会える人全員に会いに行こうとするだろうと思った。
大好きな人に伝えたい、自分の想い。
もうこの世にはいられないとなったときに、大好きな人の心に自分の存在を強く焼き付けたいと思ったら、私もどんなことでもいいから、できる限りのことを尽くしたいと思うだろうと思った。 -
前作が良かったので読んでみたいと思っていました
人との繋がりって本当に大切で大事です
I love you
直訳すると愛してるだけど
私ならなんと訳するのだろうと考える一冊になりました
夏目漱石の訳のエピソードは知っていたけど、二葉亭四迷のエピソードは知らなかったなぁ -
第二作目
一作目も好きだったけど、今回も好き!
一気に読んだ。
じーんとするけど、ほんわり優しい気持ちになれる。
今から三作目読みます。 -
前作と変わらず、ホッコリするお話ばかりでした。
自分が死んだことを知っている人には会えないというルールの中で、誰に想いを託すのか、それが本作の見どころだったように思います。
内容としてはとてもシンプルで嫌味のない物語なので、スッキリ読める作品でした。 -
前作に引き続き、手に取ってみた。
死んだあと、最後に1日だけ現世に戻り、会いたい人に会える時間が与えられる。でも会えるのは、自分が死んだことを知らない人だけ。
死は避けられないものだけど、亡くなった人たちが幸せな結末を迎えられるように、さよならの向う側があったとしたら、いいなーと思う。
自分の死を知らない人とどう会って、どう物語が紡がれるのか。
第三話は如月の愛情がよく伝わる話だった。 -
1作目を読んですぐ手に取った。
図書館で予約していて、先にこっちが届いたけれど
1作目を待って、順番通りに読んだ。
正解!!待ってて良かった。
私は2作目の方が好きだ。
前作の人たちや、この本の登場人物も所々絡んでくるのがとても良い。
個人的には明日への手紙が好き。
今までの流れと違って、あったかくて涙が溢れた。
野島崎灯台、いつか行ってみたい。
あの神出鬼没のお母さんの様に
たくさんの趣味を持って、
1人でいつか野島崎灯台へのんびりと旅がしたい。
子供達が巣立つまで、ちゃんと健康でいなきゃな。 -
「あなたが最後に会いたい人は誰ですか?」
人は亡くなっ後、最後に一日だけ現世に戻って会いたい人と会う時間を与えられる。ただし、あなたが死んだことを知らない人にだけ…。
「さよならの向う側」の第二弾です。人の「死」をテーマに描いているけれど、悲しいだけではない心の温まる連作短編集でした。第一弾と同じように進むのかと思いきや…変化球ありでさすが飽きさせませんね。
前作に引き続き、今作もおそらく各話のタイトルは曲名ですね!
第一話 月の光
…はもちろんドビュッシーですよね
第二話 明日への手紙
…は手嶌葵かな?
第三話 I Love You.
…問題はこちら。この曲名はいっぱいありすぎて難しいですが、私が一番最初に思い浮かんだのは尾崎豊。
最終話 糸
…これは中島みゆきですよね!私も大好きな歌です。
そして今作では映画ネタもちょこちょこと入っていて嬉しい。『ジョゼと虎と魚たち』は当時から気になっていたのに観てなくて、少し前にアニメ映画化もされましたよね〜これを機会に観ようかな。
『アイ・アム・サム』も『ペイ・フォワード』も『シックス・センス』も大好きです。そしてそして『ショーシャンクの空に』は私のダントツBest1映画!だったりします。なのに「ジワタネホ」ネタ…わからなかった〜悔しい。
帯の「あなたなら『I Love You』をどう訳しますか?」というコピー、とてもうまいですよね、めっちゃそそられます。 -
先に読んだ『さよならの向う側』の続編。
再会する方法が続編の方が『ひねり』があると思います。
サブタイトルになっている『l Love You』にはホロリとさせられました。
ドラマ化されるようなのでとても楽しみ♪