『どもり』は無くても、私はツマラナイ奴でした。
ノリが悪く、笑いのセンスがなく、天然でもない。
ただ愛想良く、空気を壊さないように笑うふりをしているその他大勢。
魅力のない人間であることがコンプレックスでした。
十代のあの頃の気持ちが蘇ってきて、胸がキリキリします。
欠点をそのまま受け入れてくれる友達ができた志乃ちゃんが羨ましくなりました。
心地良いだけの感動作ではないです。痛みがあります。
でも救いのないリアルでもない。
絶妙なバランス。傑作です。
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- 感想投稿日 : 2013年10月26日
- 読了日 : 2013年10月21日
- 本棚登録日 : 2013年10月26日
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