書を楽しもう (岩波ジュニア新書 420)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005004201

感想・レビュー・書評

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  • 書の展覧会を見る予習に『書を楽しもう』を読みました。
    さすが安定の岩波ジュニア新書で、期待通りによくまとまってて面白かったです。

    古典作品・書家の解説、書体の発展に加えて、「筆力」、「石刻文字」が目を引きました。
    ・筆力…筆のどの部分を、どんな風に置くと、どんな文字になるかという解説。
    ・石刻文字…種類や歴史、石刻文字から拓本をつくり鑑賞することの解説

    また、最後の章「書は心の画である」で、大石内蔵助や坂本龍馬、田中正造、樋口一葉、片岡鶴太郎などの作品が取り上げられています。ダイナミックだったりユーモラスだっり、端正だったり、心情をうつしバラエティに富んだ文字が取り上げられてて楽しいです。

  • 王羲之やを知りたくて購入。書くことの大事さを実感する。

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著者プロフィール

魚住和晃(うおずみ・かずあき):1946年生まれ。神戸大学名誉教授。孫文記念館長。きび美ミュージアム副館長。日中の書道史を研究。筆跡鑑定でも知られる。東京教育大学芸術学科卒業。同大学院教育学研究科修士課程修了。文学博士。著書『「書」と漢字』(講談社学術文庫)、『現代筆跡学序論』(文春新書)、『書を楽しもう』(岩波ジュニア新書)、『書の十二則』(NHK出版・生活人新書)、『張廉卿の書法と碑学』(研文出版)、『書聖 王羲之』(岩波現代文庫)、『書道史 謎解き三十話』(岩波書店)、『マンガ書の歴史【殷~唐】』『マンガ書の歴史【宋~民国】』『マンガ「日本」書の歴史』(以上編著、講談社)など多数。

「2024年 『日本書道史新論 書の多様性と深みを探る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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