- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784023308718
作品紹介・あらすじ
ネットをただの情報の竜巻として見るか、それとも現実の延長線上にある異なる「世界」と見るか、それによって未来は全然違う。ネット世界の驚愕の未来予想図。日本で最も読まれているモンスター・ニュース・サイトが視たインターネットの大激変。
感想・レビュー・書評
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未来を語ること自体暴言とのこと。観察者としての鋭い指摘が随所に見られる。面白かった。
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GIGAZINE 未来への暴言
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非常に共感する内容が多かった。
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3
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ご存知ニュースサイトGIGAZINEの初の書籍。
今、使われてるSNSもデバイスも
なんだかんだ海外のものが主流になってる時代ですが、
やっぱり日本発のサービスの裏話を読んでると
日本人の気質や社会潮流なんかと密接に絡んでいて面白いです。
GIGAZINEはユーザーをオタク化するためのニュースサイトなんですって。
気が向いたら読んでみてください。 -
一見過激だが目はしの効く人ならば当然のことと未来についてを述べている本。
しかし、大学教師の批判にはいささかの苦笑を禁じ得ない。
知識はGoogleで、スキルはカーンアカデミーでわかる、じゃあ大学教師の意味はなんだ、というもの。
なるほど、一部の知識偏重や逆に胡座をかいて何もしない教員はいるし、そういうのは時代に沿わない存在である。そういうのを擁護するつもりはない。
しかし、ネットがすべての知識と体験を与えてくれる、大学はいらないと考えるのは浅はかであろう。
ネット文化に足りないもの、それは考える姿勢、答えを探求する姿勢、答えがなければ思いを巡らせる姿勢である。
答えはすべてネットにある、というのは分野が限られることだというのを忘れてはならない。
それは本当に答えなのだろうか?
大学教員は知のセレクター、リアクター、キュレーターという心づもりである。アンテナを張ることも大事だが、俯瞰して時代の流れにアンテナと軸がぶれないのも重要なスタンスである。
だからすぐに答えや方向性を提示せずに、考えさせる、一緒に考えるのも大学教員の役目である。 -
全然暴言なんかじゃなかった。
GIGAZINE編集長の方がこれからネットはどのようになっていくかの予想が書かれている。時折、いいすぎじゃないのかなってとこがあるし、自分でも少しそう思うところがあるからあえて暴言としたのだろうか。
フリーミアムモデルの次のパトロンモデル。勉強になった。
また、著作権って不必要だとは思わないけれども、なんだか既得権益というか今の価値観にあってないものだなあと思った。 -
GIGAZINE創業者による未来への暴言。
おもにインターネットという事業?インフラが整備された現代がどう変化していくかについて著者の分析と予測が書かれています。
インターネットは単なる広報ツールではなく、コンテンツ作成インフラ・流通インフラ・決済インフラを兼ねているので、後述のようなことが可能になりましたよ、ということですね。
「けっきょくのところは次のキャッシュエンジンはパトロンモデルである」というのは言葉を変えて岡田斗司夫もオタキングEXで言っていることだし、潮流になっているcloud fundingも似たようなもんだし、少しずつ広がっているように思います。ニコ生でもウェブ乞食みたいなのが増えてるしね。
この流れがMP産業社会を変えるのか、それとも上手にすみ分けて共生するのかはなんともわかりませんが、ネットを使って小金を稼ぐノウハウは(安定終身雇用大企業をかぎ分けて潜り込む術よりも)今後重要な生き残りツールになってきそうです。 -
さくっと読めて刺激になった。
こういうIT界で先を走っている人の意見って、著作権の話から既存利権者との戦いという形で、世代間闘争に繫がっていく。
年金問題なんか考えると本当にそう思う。 -
20111212st
専門バカになるなオタクになれ。
個人の力の最大化
9人に嫌われてもいいから1人に好かれるモデルの構築