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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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死を決めて、初めて私は私のいない未来を愛しく感じていた。その未来につながっている今のこの世界の何もかもをも、それなら許せそうだった。
― 242ページ -
私はやっぱりこの世界の未来が愛しかった。
― 244ページ -
死ぬのがそんなに偉いのか?
― 239ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(165レビュー)本多さんのMOMENTかな?昔読んだ本を思い出しました。生と死の境目に立っているような人たちを描きあげるのが印象的。二つの視点から物語が進んでいくのですが、片側の主人公が違和感を抱えているのと似たような違和感を読みながらずっと感じて、なにかがおかしいおかしいと、だまし絵を見破れないような居心地の悪さで読む手が止まらなくなります。生と死の境目はある人たちにとってはとても曖昧な、ふと乗り越えてしまうようなものだったりもするのかもしれません。
高野章子=おばちゃんじゃなかったの〜??
完全に騙されました。。。
さらに、
結局最後は死んじゃうのね…
と思ってたらそうじゃなくてまた軽く裏切られた(>_<)
でも、「死ななくてよかったなぁ」と読み終わってすごくほっとしました〜
■一気に読んだ!病院のところとかMOMENTっぽいよね。冒頭とかはすごくありふれて、そういきていくことが簡単な気がした。。。あと10年したらそういう女性になることも簡単な気がした。ただ、もちろん、死は選ばないけど。最後が意外な結末だった!
短編のキレがとてもよかった作家さんの長編を読んでみた。結果的には文章のトリックという感じだ。一気読みできるし、最後まで真相がわからないという面白さがある。しかしながら、すっきりとするかというとそうでもない。
なぜなんだろう。自殺願望の女性が1年後に死ぬことを決意して・・・ってストーリーなんだけれど、真相の解明部分がわかりにくいからかなぁ。途中「データ」を「データー」と表現しているところは誤記なのか意味があるのか?なんてしょうもないことが心に残ったけれど、筋書きやトリックはあまり心には残らない作品だったな。懲りずに別の作品読んでみよっと。
ミスリードにやられた
【内容】
誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように思われた―。
【感想】
ミステリーの醍醐味は「やられた」感である。本書では最後数ページで待ってます。そしてページを戻って確認するでしょう。まさに、ミスリードの見本のようだった。
自殺願望の女性が、死に近づくにつれて生き生きとしてくるのがなんとも皮肉なものだ。
映像化はできないだろうな。
【引用】
セイ(生)はセイ(性)に通じ、シ(子)はシ(死)に通じる。
要するに、生まれてきたら、セックスをして、子供ができれば、あとは死ぬだけ。
最後まで読んで「?」となり、途中まで読み返して「!」となりました。
雑誌記者の原田は、以前自分が取材した絶望を抱えたであろう二人の男性、突発性難聴に罹った天才バイオリニスト如月と、妻と娘を残忍な手口で殺され、その犯人が死刑執行されたのをようやく見届けた持田。二人の男性の死に疑問を抱く。
同時期に自殺した女性の足跡を追跡することでその謎を解こうとする・・。
この小説は読者のミスリードを巧みに誘ったミステリーでした。
真実が分かったとき、私は心が重くなりました。
ハッピーエンドと捉える方もいますが、私にはもう一人の彼女の人生の終わりを思うと・・辛いです。
読後感が後味悪かったですが、読み応えはあります。
なるほど。
素直なので疑わずに、
いや、勝手にコレはコレで正しいと信じ込んで読み進めたら、
最後の最後に覆されました。
勘違いさせる文章って凄い。勘違いって怖いなぁ。
思い込みの強い人ほど面白いかもしれない本。
ラスト、「私」が楽しく生きている姿にホッとしました。
読書を始めようと oggi(2008年)の自分メンテナンス的視点 話題の新刊10冊から選んだ。 孤独で生きることに疲れて1年後に死ぬことを目標にする 30代半ばのOL と 服毒自殺した者を取材、調査する男性ライター 2つの軸で進んでいく構成 OLの場面が好き。 かなり共感。 嫌な人ではない。いい人。 要領が悪くて自分で何でも背負っちゃう。 キャリアウーマンじゃな... 続きを読む »
職場にも、毎日にも疲れ、公園のベンチに座り、ふと『死にたい』ともらした言葉に・・『1年我慢すれば、私が楽に死ねる手段を差し上げます。何の苦痛もない。煩わしさもない。本当に一瞬で楽に、それこそ眠るように死ねる手段を私が差し上げます』という人間が現れた。そこから1年間、いかに生きるか。期限付きの生が始まる。
淡々とした始まりから、衝撃のラストまで、一気に読みました。
怖い・・何が?よくわからない恐怖。オカルトでもサスペンスでもないのにこの鳥肌のたつ感じは何?ああ、やられた・・作者の思惑に、まんまとはまってしまった。こういうのもありか。『どんなお話だった?』と聞かれて、固まってしまう、そんな物語でした。
本多さんの本の記憶は、市川さんによく似てた。
この人の言葉だから、この題材が重かった。
つーか推理ものかよ!怖いから!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
生と死の淵に集った人たちのお話。
本多さんらしからぬ作品(笑)
とは言っても、全く路線が違うというわけではなく、もやもやしたものは残るものの、そのもやもやは何だろうと考えさせてくれる。同じ「生と死」をテーマにした他の本多さんの他の作品(「MOMENT」や「WILL」)が静であれば、こちらは動である。
どす黒いマイナスベクトルが強い本作。こういっちゃなんだけど、本多さんはマイナスベクトルの強い作品のほうが出来がいい。と、思う。
「死ぬために一年生きませんか。一年後。安らかに、苦しまず死なせてあげましょう。」この言葉が気味悪く聞こえず、もしろ甘美な言葉に思えてしまう自分も大概病んでいる。という自覚があるが。
「死は平等だ。」ということも「容量」も知っているが納得はしていない。ところをうまく広げてまとめたな。と。
いい意味で、ラストに裏切られた(?)作品です。
自殺した3人の関連は…?
そう感じた、雑誌の編集者の疑問から始まるストーリー。
謎を解いていくうちに、私もだんだんはまっていきました。
ミステリにしないとあかんのかな!?ミステリにしなくてもじゅうぶん面白いと思うけど、ミステリ畑から出てきた本多さんやし、いざミステリちゃうかったら「あれ?これで終わり?」とかなるんかな!?とりあえず自殺するまでの1年間という期限を設けて、それでも死にたいと思うか生きたいと思うかっていうのは考えてしまう。楽しくなってきたんは、どうせ数ヵ月後には死ぬしっていう無責任さからうまれてくるんやろし、楽しくなってきたからといって、生きようと思うとやらんとアカンこといっぱいある。まして生命保険で人が救われるかもしれないとなると…。そのあたりの複雑な心理描写に引き込まれるようにして読み終えた。絶望で死ぬの贅沢のような価値観を抱く院長も、罪悪感に敏感なライターも面白かった!
主人公の女性語りと雑誌記者の男性語りで物語は交互に進みます。 読み始めてしばらくすると微妙な違和感を感じます。 それが何なのか、上手く表現できないもどかしさを感じつつ、最後まで読むと「!」となって、どこでそう思わされていたのか、どんな表現だったのかと、ついつい読み返してしまいます。 雑誌記者の推理や自殺した女性の両親の行動がちょっと強引で、帳尻合わせな感じもします。 従来の本多さん... 続きを読む »
分厚いな、と思いつつもページをめくる度に世界にのめり込んでいってしまう。
2人の女性が描かれているが最後やられた。
確かに注意深く読み直してみると気づけなかったこともない。
けれどやられた、と気づいた後の清々しさ。
ずっとモヤモヤしていたのが晴れるあの感覚は好きだ。
やはり、本多孝好。
「正義のミカタ」とは違って少しトゲがあるけれど、優しさが行間からにじみ出ているように思う。
主人公、そして週刊誌記者の二人の目線から物語が紡がれてゆく。
主人公が自殺した...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

