まことの人々

著者 :
  • 河出書房新社
3.20
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本棚登録 : 113
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020259

作品紹介・あらすじ

僕の彼女が、人喰い軍曹になった!?劇「まことの人々」で、エドモン軍曹役になった僕の彼女。普通の女子大生だったのに、悪役にのめりこむうちにいつしか彼女は、現実でもおかしくなってきて…。

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • 見掛け倒し!
    本当にどうでもいいことばっかりだ。

  • 演劇の、自分が演じる役にのめりこむ。
    しょう、有りがちな話だなと思った。

  • 著者は大森兄弟とのことでなんと兄弟での共著との事。本業なのか興味がわくところ。どうやって食うつなぐのだろう?
    内容は犯罪がおこらないサスペンスとでもいうのだろうか。彼女が演劇部に所属していてエドモンド軍曹役を『まことの人々』というタイトルの劇で演ずる。彼女がエドモンド軍曹に見えて来るなか、彼女の周りの人たちが変になってきているように感じ始める。その後の展開が面白いとは思えず、作者の意図が組む事が正直できなかった。次作に期待と行ったところか。帯みて買うとはずれはありますね。

  • 兄弟で、原稿を100枚ずつ書き足しながら、交換していくのだそう。

    不穏さと不安がどんどん積もっていって、どうなっちゃうんだ⁉ というクライマックスに持っていくのが上手い。結局、どうとはならないんだけど。

  • 変な話ーと思いながら読み終わった
    知能がたりないからか
    何が言いたいのかわかりませんでした
    でもなんか気になったので
    もう1冊くらい読んでみようかな

    星はギリギリ3つ
    いや2つでもいいかも・・・

  • 資料ID:21100796
    請求記号:

  • 僕の彼女は女子大の演劇サークルで、エドモン軍曹という悪役を演じることになっていた。

    近所の赤いスポーツカーに乗っていて
    パン屋のグリムの店長は、偶然、雰囲気がエドモン軍曹にそっくりだった。

    醜悪で、自己中心的、肥満で不潔、生まれつき人間のくず。

    これ以上ないくらいの悪役を演じることになった彼女の
    奇怪な行動に翻弄され困惑する僕。

    結局なに?
    老婆から買ったマカロニを茹でてスポーツカーのフロントガラスに貼りつけたり
    グリムのところで買ったフランスパンをワイパーに刺したりは面白いね。

    悪役がいてこその英雄で
    英雄が成り立つのは悪役がいてこそなわけで。。。

    無事に演劇は終了したね)^o^(

  • 大森兄弟さん、以前新聞かなにかで兄弟で執筆をされているとゆーのを
    読んだことがあった。
    結構おもしろかった。

    表紙のファンタジックな感じは、作内で彼女が演じる劇の作品世界。
    そこにでてくるエドモン軍曹ってゆーなんだかとってもイヤーな奴と
    なんとなくそいつに似ている雰囲気のパン屋の店長。
    なにか不穏な空気をどんどん増していく彼女の様子に
    これはどこに着地するんだろうか、とずっと思って読んだ。
    クライマックスはやはり舞台の本番なのだろう。
    結局は彼女の演技力がすごすぎってこと?
    ちょっと不気味なほど。でも終わってみると案外さらりとしてて、
    グリムさんも意外といい人っぽい感じに落ち着いてて、
    あれ?あのバイトに対するちょーイヤな感じはなんだったの、ぐらいな。

    まあ、あれですかね。
    つまるところ、実生活のなんだか消化しきれないもののストレスと、
    演じることに対する執着と、いろんなもんが彼女のなかで
    ぐっちゃぐっちゃになってた、とゆーとこでしょうか。

    読後感、最悪な作品にしようと思えばできたのかもしれないけど、
    そこまでどろどろにしてくれなくてよかったです。

    でもなんだろ、なんか登場人物がみんな中途半端に変な感じかな。
    デルくん、いてもいなくてもいい感じですが、
    いてくれてよかったと思う。

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著者プロフィール

大森兄弟
兄は一九七五年、弟は七六年、ともに愛知県生まれ。二〇〇九年『犬はいつも足元にいて』で文藝賞を受賞し、兄弟ユニット作家としてデビュー。同作が芥川賞候補になる。著書に『まことの人々』『わたしは妊婦』がある。

「2022年 『ウナノハテノガタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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