小品盆栽「遊び」の道具―盆栽鉢・飾台・添配・水石で空間を遊ぶ

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309266626

感想・レビュー・書評

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  • 盆栽について書かれた本は世にたくさんあれど
    本雑誌は盆栽を引き立たせる脇役になりがちな鉢や添配(石やオブジェみたいなやつ)などに焦点がされたという点で珍しい一冊。

    センスの無い人間が言うのもなんですが
    ホントにセンスがあるってこういうことだ!と思わずにいられない。
    具体的にはどのような盆栽をどのように配置すると美しいか、といった構図や、采配の色や形(表情)など。特に、工事現場で拾った?石などは拾った物とは思えないほど存在感のある形をしていました。
    道端の石なんて意識してないとほぼスルーしてしまう人間なので、今日から意識して下を向いて歩こうと思う(笑)。

    盆栽だけでなく、盆栽を取り巻く器や飾り棚、それからオブジェを含めて小品盆栽の魅力をたっぷり味わえる一冊でした。

  • 図書館でちょっと目に付いて、興味本位でぱらぱらページをめくっている内にメロメロになってしまいました。
    小品盆栽(手のひらサイズの盆栽)の、それを引き立てる周りの小道具にスポットを当てた本でした。小さいけど精巧でハイセンスで、いろんな工夫が凝らされている鉢、飾台。遊び心のある愛らしい添配。ページをめくるたびときめいてしまった。たまらん。

  • いわゆるミニ盆栽の世界を、はやり廃りのファッション的に捉えずにきちんと紹介している本。かと云って地味に生真面目により過ぎず、写真も良い感じで見やすく読みやすくなっています。

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。盆栽専門店・梶山園(埼玉県川口市と銀座松屋)主宰。日本小品盆栽協会相談役などを務める。50年の盆栽歴から育まれた”梶山流”小品盆栽培養術に特に定評があった。2013年没。

「2016年 『小品盆栽をはじめよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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