恋する組長

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925529

感想・レビュー・書評

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  • 裏組織専門(?)の探偵とヤクザの連作短編集。

    ハードボイルド満載の物語ではアリマセン。
    どちらかというと軽いタッチでサクサク読めます。

    探偵というより、裏組織の方々の無理難題を解決する便利屋さんって感じかな~(笑)

    そういえば、この探偵、最後まで名前が出なかったような・・・(*・ω・)ン?

  • 短編集。探偵とヤクザの少しとんでも話。黒川博行の疫病神シリーズに近いか。ただオチが少し飛んでいる。当てつけの自殺、犬が人骨を探し当て、仮死状態のヨーガ、絵画の詐称、家系の捏造、腹に携帯。娯楽作品として楽に読んだ。

  • 面白いなあこのキャラのこの展開。思わず竹花探偵かとw

  • 短編で読みやすかった。ソフトなヤクザ小説?

  • タイトルに騙された〜(笑)。探偵モノの短編小説でした。
    キャラクターがみーんな憎めない。

    『犬も歩けば』が一番好きでした。ベルちゃんは優しい子ですね。
    おばあちゃんを元気にしたくて…という気持ちが、けなげです。
    ホロリときました。動物が出てくるお話は和むなぁ…。

    『ゴリラの春』も良かったです。S署刑事課のゴリラさんは見かけによらず愛情深く、思わず「男は顔じゃないよ、ハートさ」なんて昔のアイドルの曲が浮かびました(古っ!)。

    組長の山虎さんの服装"スヌーピーの絵柄のトレーナーにピンクの綿ジャケット"って…想像するとスゴイです。誰のチョイスだろ?

    ところどころ、お下劣な表現があったけど、これもストーリーのスパイスなのかも。

  • ライトなやくざ小説。
    組長さんたちは、えげつないけど
    なかなか可愛らしい。

  • 依頼人がヤクザばかりで断れずに苦労する探偵…、というあらすじだったが、探偵も裏社会に馴染んでる人で結構えげつない手を使ったりするので、思ったほど気の毒でもなかった。

  • 探偵の短編シリーズ。小気味の良い展開。

  • 極道と堅気のはざまで生きる、探偵のお話。
    半ば脅されながら引き受ける依頼が、組長の愛犬探しだったり。
    幽霊騒ぎだったり。
    どれも変わったものばかり。
    ハードボイルドなはずの探偵を、ユーモラスに描く。
    強面警察官が、実は愛妻家だったり、登場人物もコミカルで、楽しい。
    続編があったら読みたい。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-2bbd.html

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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