- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861011191
作品紹介・あらすじ
働き者で正直な八つぁん、ふだんは「がらっ八」やら「八公」なんて、よばれています。正月休みでひまにまかせ、ご隠居のところへやってきたところ、珍しい新年飾りと掛け軸が! ほめことばのひとつも言えるようになって、「八五郎さま」と呼ばれてみたいってんで、柄にもないことをしてみるものの、なんともトンチンカンなことに!
お正月には、特別な空気があります。
寒さばかりでなく、ぴりっと気持ちのあらたまる清新さ。
八つぁんも、髪結いにいき、おろしたての半纏を着て、新年のあいさつに出かけます。
大家さん、ご隠居さん、大工の棟梁、お寺の和尚さん、小唄のお師匠さん……。
それぞれのお正月を祝う思いが、装いや家のしつらえ、町内のにぎわいのなかに表れています。
感想・レビュー・書評
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大工の<八つぁん>こと八五郎が、年始廻りをする家の床の間の掛け軸を誉めるにつれて、<おちょこちょいの八>の呼び名が一目づつ上がっていく期待に胸ふくらませる、お目出度いお噺です。掛け軸の「讃」「詩」「語」・・・「句」を数に例え、粋で風流な「床の間文化」と「がらっ八」とか「八公」の呼び名が「八五郎さん」「八五郎様」「八五郎殿」と尊称される喜びに「オチ」のついた古典落語の一席です。
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はっつあんが間違えてた。
あはは -
こりゃすごい絵本ですね!
いろいろなところに仕掛けがありますね!
ひと目あがりったあおもしれぇ!
讃と褒めれば詩、詩と褒めれば語、六と褒めれば七(福神)、八と褒めれば句となり、ひと目あがりにいってるから、最後は八つぁんが『十一』と予想したが、裏表紙はまたまたそんな結末で!
大人でも難しい作品ですな!
途中の詩が内田麟太郎先生の詩ですか。これまたおもしろい詩があるもんでぇ。
しかも最初のページに『はつてんじん』の......。 -
落語絵本シリーズ、こどもが好きで1冊ずつ図書館で借りて読んでいる。親も楽しい。
こちらは、我が子には難しかったよう。 -
図書館本。川端誠さんの落語絵本。この絵本は面白かった、と。同じ作者で、親子でも好みが分かれて。だから、面白い。
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読了
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良かった
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子供に読み聞かせしようとしたんだけど、読み手の力量が足りず、うまくいきませんでした。
お話自体はかなり面白いんだけど、6歳には難しすぎたみたい(笑)