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- / ISBN・EAN: 4527427647060
感想・レビュー・書評
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冒頭の豚女との乱闘シーン
「なに誕生日にテレクラとか来てんだよ!!おめーモテねえんだろ!セックスしたくても出来ねえんだろ!」
「るせーオメーよかマシだよ!!」
「なに言ってんだアタシの方がマシだよ!!」
「離せ豚ぁ!・・・豚ぁ!!」
「死ね豚ーーーー!!」
の やり取りがツボすぎてここだけ何回も観てしまう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
弱小おもちゃメーカーで働くサラリーマン、田西敏行(彼女いない歴9年)(峯田和伸)。営業先では「面白くない」とバカにされ、出世なんて程遠いダメ社員。
同僚・ちはる(黒川芽以)にひそかに恋心を抱きながらも、当然彼女にうまく近づけない。
誕生日をテレクラで迎えてとんでもない女にひっかかるわ、実家暮らしでエロビデオを見て就寝する怠惰な毎日を送っている。
仕事もダメ!恋もダメ!・・・そんな田西に、なんとチャンス到来!
仕事先で出会ったエリート営業マン・青山(松田龍平)の手ほどきで、ちはるとの恋の予感が・・・!しかし、そこには、大きな衝撃が待ち受けていた。
「いい人」か「獣」か。「土下座」か「決闘」か。田西の人生が、今、動き出す。
花沢健吾の大ヒット漫画を鬼才三浦大輔が初監督で映画化した傑作青春映画。
自信がなくて自意識過剰でイタイけど思い込んだら真っ直ぐな田西を演じた銀杏BOYSのボーカル峯田和伸の熱演、可愛いけどズルさや欲望まみれなちはるを演じた黒川芽以の女そのものなリアル感、モテモテで要領が良い青山のイヤな奴の色悪な魅力を表現した松田龍平、田西にボクシングの指南をする小林薫や田西の男の意地を組んでやる社長リリーフランキーや姉御肌の風俗嬢YOUなど個性的な脇役の魅力、ちはるに片想いしながら下心と恋心の間を揺れ動き何も出来ずカラオケでラブソング熱唱したりなどイタイ空回りを繰り返してばかりの田西が青山との対決を通して初めてちはるに自分の気持ちをぶつけるまでのイタイけどカッコ悪いけど最高にかっこいい苦闘、笑いながら心が熱くなる傑作青春映画です。
三浦大輔監督作のテーマである拗らせた自意識、自意識に空回りする人間のイタさ、自意識を脱皮する苦闘、本音と建前が、初監督作ながらきっちり描かれているので、「何者」で興味が湧いた人にも必見です。 -
真っ直ぐ男は映画くらいが丁度良い。
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2010年 日本 114分
監督:三浦大輔
原作:花沢健吾『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
出演:峯田和伸/黒川芽以/YOU/松田龍平/小林薫/リリー・フランキー/岩松了
弱小おもちゃメーカーで働くサラリーマン田西敏行(峯田和伸)は彼女いない歴29年の素人童貞。職場の企画部にいる植村ちはる(黒川芽以)をちょっといいなと思っており、ちはるもまんざらでもなさそうな雰囲気だったが、ちはるの隣人ソープ嬢しほ(YOU)と成り行きでエッチなことをしようとしていたのがちはるにバレてしまう。ちはるは、ライバル会社の青山(松田龍平)と付き合い始めるが弄ばれて捨てられてしまい…。
原作コミックは未読。ドラマ版は昔見た記憶。テレビではあんまりできない下ネタが映画では満載。きっと男性のほうが共感できる部分がいっぱいありそう。非モテ男子の悲哀と戦いぶりは、男子ならずとも勇気をもらえた。
なんといっても峯田和伸がハマリ役すぎて。キモイと可愛いの奇跡のバランス。エキセントリックな役の多い松田龍平が二枚目エリート女たらし役というのもレアだったかも(もちろん安定のクズっぷり)
あとはタニシの働く斎田産業の皆さんにほっこり。いつも飲んだくれてるけど実は元ボクサーの鈴木さん(小林薫)がとても良い。社長のリリー・フランキーは狂気的な役も上手いけど、こういう肩の力の抜けた出来るおじさん役もとても似合う。
黒川芽以のちはるちゃんは、前半は可愛かったのだけど、後半どんどんダメな子になっていって、それをタニシのせいにして、あげく土壇場でもまだ裏切ったりしてどんどん嫌いになってしまった…。安易なハッピーエンドにしないところがリアリティありつつ、女性の私から見てもちはるは何考えてるかよくわからなかったなあ。最初にタニシくんを好きになるあたりは見る目あったのにね。 -
峯田和伸の演技がいい味出してました。
主役はこうじゃなくっちゃ。黒川芽以さん!現実は厳しい〜ィ -
あんまり期待していなかった割には楽しめましたねぇ…! 黒川芽以さんもこの時にはまだ若い…まあ、もちろん今もそんなには年行ってないんですけれどもね…。
ヽ(・ω・)/ズコー
峯田君の演技はまあ…いいんじゃないでしょうか…といったところでしょうか。僕は演技の専門家ではないので分かりませんけれども、漫画の主人公同様、情けない感じがよく出ていたかと思います。
ヽ(・ω・)/ズコー
松田龍平もまたいやらしい役目ですね! 原作は既読ですけれども、彼のいやらしい感じは漫画のキャラクターにぴったし合致していましたね!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなわけで本当に期待していなかったのですけれども、楽しめました。元々、銀杏BOYZが好きだからこそ、演技する峯田氏を楽しめたのかもしれませんが…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
途中見るに堪えないシーンもありましたが、男のバカさを映画用に大袈裟にしたと捉えました笑
内容があるようで無いようで、それでいて後に残る確かな心地よさ。
これが邦画です♪ -
このアホらしいストーリーに心を鷲掴みにされた。安易なハピーエンドに向かわないところがいい。どこまでも不穏。
もしも本作にメッセージがあるとすれば、
「人間は変化を好まないが、同時に変化を望む」
ということだろうか。
両方の気持ちを抱えているのが人間でなければ、本作は成立しないような気がする。 -
主人公のとことんまでのカッコ悪さが小気味いい。救いようがないラストだったけど、まあ現実にはこんなこともあるかな…。主人公の峯田和伸さんの存在感、松田龍平の軽薄さ、小林薫やリリー・フランキーのシブいカッコよさが印象的だったな。見てよかった。
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男子が好きそうな映画。お兄ちゃんに勧められて観た。最後の、女の子に向かって主人公が「俺にもやらせてよ。それとも俺にはやらせたくない?じゃあ口でいいからしてよ」って言うシーンの峯田さんの演技が良かった。