ミゲル・デリーベスのおすすめランキング

プロフィール

Miguel Delibes Setién (1920-2010)
20世紀のスペインを代表する作家の一人。『糸杉の影は長い』(1947年:岩根圀和 訳、2010年、彩流社)でナダル賞を受賞し文壇登場。自然の中で伸び伸びと生きる子どもたちを描いた『エルカミーノ(道)』(1950年:喜多延鷹 訳、2000年、彩流社)で確固たる地位を得た。以後、家族・子ども・自然・死をテーマに、独自のスタイルで数多くの作品を発表し、セルバンテス賞を始め、多くの文学賞を獲得した。時期的にはフランコの厳しい検閲(1940-1975年)と重なるが、検閲を巧みにかわし抵抗した『ネズミ』(1962年:喜多延鷹 訳、2009年、彩流社)や『マリオとの五時間』(1966:岩根圀和 訳、2004年、彩流社)などの作品もある。その他の邦訳された作品に、『そよ吹く南風にまどろむ』(喜多延鷹 訳、2020年、彩流社)、『落ちた王子さま』(岩根圀和 訳、2011年、彩流社)、『翼を失った天使』(ミゲル・デリベス 著、近藤勝彦 訳、2007年、私家版)『異端者』(岩根圀和 訳、2002年、彩流社)、『灰地に赤の夫人像』(喜多延鷹 訳、1995年、彩流社)、『赤い紙』(岩根圀和 訳、1994年、彩流社)、『好色六十路の恋文』(喜多延鷹 訳、1989年、西和書林)がある。



「2023年 『無垢なる聖人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ミゲル・デリーベスのおすすめランキングのアイテム一覧

ミゲル・デリーベスのおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『そよ吹く南風にまどろむ』や『無垢なる聖人』や『糸杉の影は長い』などミゲル・デリーベスの全11作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

そよ吹く南風にまどろむ

18
3.00

感想・レビュー

上京してから積極的にスペイン映画を観たり、本を読んだり、スペインバルに行ってみたり、自分なりに接してきたつもりでいたが、なんというか、自分が見たいもの、イ... もっと読む

無垢なる聖人

17
2.50

感想・レビュー

無垢なる聖者 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画 https://filmarks.com/movies/3636 無垢な... もっと読む

糸杉の影は長い

11
3.00

感想・レビュー

誤植が多いのがもったいない。 良い本。 もっと読む

エル・カミーノ(道)

11
4.25

感想・レビュー

翌日から都会の学校へ行く少年が、小さな自分の村での出来事を回想する少年成長物というかスモールタウン物。 もっと読む

落ちた王子さま

9
4.00

感想・レビュー

6人兄弟の下から2番目、3歳の男の子キコ。少し年上の兄フアンと妹クリス、お手伝いさん2人との賑やかな一日を描く。といっても作者が作者だからほのぼのな話だけ... もっと読む

赤い紙

9
3.50

感想・レビュー

☆☆☆2019年10月☆☆☆ 定年退職したエロイ老人と、女中デシーととの日々を描いた物語。以前読んだ短編にしてもそうだが、スペイン文学は以外と悲... もっと読む

ネズミ

6
4.50

感想・レビュー

「マリオとの5時間」とは全く別の風合いの作品。 1950年代ころと思われるカスティーリャの寒村で暮らすネズミ捕り(売るのではなく、食用!)父子、特に... もっと読む

マリオとの五時間

5
3.50

感想・レビュー

誰よりも分かって欲しい人が、耳を傾けてくれるのを待ち続ける。それがその人の死後だなんて悲しすぎる。 死者以外に心を受け止めてくれる人がいないなんて悲劇だ。... もっと読む

灰地に赤の夫人像

4
3.50

感想・レビュー

父から娘へ……スペインの人気作家が描く愛する妻の生と死。フランコ独裁政権末期の騒然としたカスティリャを舞台に、抑制された筆致で綴る死の叙事詩。現代スペイン... もっと読む
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