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- Amazon.co.jp ・洋書 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9780140815160
感想・レビュー・書評
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こちらもDaphne du Maurier著のショートストーリーで、『鳥』と同じく映画化されている作品らしく、日本語タイトルは『赤い影』。読み終えてから映画のタイトルを目にしたけど、なかなか上手くて粋な訳し方だなぁと思った。個人的に"The Birds"よりも不気味でハラハラさせてもらったし、舞台がイタリアのベネチアということで、今月末に立ち寄る旅行先の一つで正にタイムリーだった。ベネチアの街を歩く際に、きっとこの本を思い出すに違いない…。
二か月ほど前、"The House of Fortune (by Jessie Burton)"を読んでいて、『携帯電話がある今、瞬時に電話やテキストで連絡が取れるけど、当時は連絡手段といえば日数が掛かる手紙だったというのが新鮮』と思ったけど、今作では手紙とまではいかなくてもまだ携帯が無い時代で、急いで妻に連絡を取りたい夫が固定電話を使ってホテルに問い合わせたり、妻への伝言を頼んだりする…というのがまたまた新鮮だった。そういえば、昔の駅には伝言板なんてものがあったりしたとか。ひと昔前のそんなゆっくりした時間の進み方は、今思うと不便かも知れないけれど、でもちょっと憧れたりもするかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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