- Amazon.co.jp ・洋書 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9780142408780
感想・レビュー・書評
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YL: 4.0-4.5
38,620語
総語数:5,325,690語
総冊数:451冊 (2015.4.24/10歳9ヵ月)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
○あらすじ
ニューヨークに戻り、七年生になったPeterと
もうすぐ六歳になる弟のFudge。
最近、お金に興味津々のFudgeは、自分用のお金を作ったり、
いつか世界を買う計画を立てたり、家でも学校でもお金のことしか口にしません。
困り果てた両親は、Fudgeに本物の紙幣が作られている所を見せれば、
考えも変わるのでは?と、ワシントンD.C.にある造幣局へ連れて行くのですが、
そこで今度は、存在すら知らなかった親戚に偶然出会ってしまったHatcher家。
その親戚が、また風変わりで…。
(あらすじは参考程度でお願いします。)
☆感想☆
Fudgeシリーズ、第五巻です。
これまでFudgeのハチャメチャぶりを色々と見て来たので、
もう彼にはあまり驚かされません(爆
相変わらず、Peterは悩んでますけど…(苦笑
Fudgeよりも強烈なのが、
自称(?)お父さんのいとこCousin Howieとその家族!
なんていうか、超自然派?で、ヘンテコで(爆
振り回されるHatcher家が可哀想すぎる…。
知り合いの前で恥をかきたくない、
とにかく“普通”でいたいPeterの切実な悩みが伝わってきます。
嫌なことがあっても、相手に失礼になるようなことはしたくないし、
自分はFudgeみたいな五歳児ではないので、
大っぴらに駄々をこねることもできず、
ひたすら我慢して、不満をため込むPeter。
これまでは、それでも最後はあやふやに解消されてきていたけど、
今回は、自分の怒りを(直接、相手にではないけれど)表すところに、
なんとなく共感してしまいました。
今のところ、これがシリーズ最終巻のようです。
シリーズをコンプリートするって、
達成感があるけど、やっぱり寂しい… :*(