- Amazon.co.jp ・洋書 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9780312995423
感想・レビュー・書評
-
な〜るほどね。Dan Brownの話の展開パターンが読めてしまった話。面白いけどなあ。でも、新作になるほど洗練されていっているのがこれを読んでわかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダンブラウンの処女作。元NSA(国家安全保障局)の職員である日本人が開発した、絶対に解読できないという暗号アルゴリズムを巡るサスペンス。半分ほどスペインが舞台になるため、けっこうスペイン語も出てきます。
日本の文化にもちょっと触れてるんですけど、日本人の名前が変だったり、umami cigarとかわけわからんタバコの銘柄が出てきたり、七五三と七福神を勘違いしたりしていて、なかなかツッコミどころが満載のサスペンスです。 -
Dan Brownの初期1998年の作品。この時期に既にサイバーテロを題材にしているのはさすがと思える。大学の教授が数々の危機を乗り越える、教会の場面がある、話のスピード感等、その後執筆される「The Da Vinci Code」や「Angels & Demons」の基礎となったと思われる点も多々見られる。しかし、あまりにプロットに穴が多すぎる。人物描写が浅いので、犯罪の首謀者の動機が納得いかない。愛国者として自負していた人間がこれ程簡単に「愛」の為に殺人を犯すだろうか?愛の対象であるヒロインSusan Fletcherも美人で高いIQを持つというだけで、何だかプロトタイプ。更に日本人の読者としては、あちこちに出てくる妙な日本語に違和感がある。謎の人物North Dakota (NDAKOTA)のアナグラムで作られたTANKADOと言う日本人の苗字は疑問を通り越して呆れてしまった。