Introductory Econometrics: A Modern Approach

著者 : JeffreyWooldridge

• South-Western (2008年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kan-nenさんの感想 · 2013年3月14日]

事例がふんだんに取り入れられた計量経済学の教科書。日本の類書と異なり、しつこいぐらいに事例を用いて解説されているので、何故この分析手法をとる必要があるのか（何故、駄目なのか）ということが、非常に分かりやすく解説されている。OLSが前提とするガウスマルコフ定理（及び逸脱した際の対処法）についても、直観的だがしっかりと書かれているので、経済学部出身で分かったつもりになっていたけど、実務での使用に不安を感じる人にも適している。ただし、時系列分析の解説は少ないので、そこは他の本を参照することが必要。

[SSさんの感想 · 2009年12月26日]

One of the best introductory econometrics books. If you are interested in cross-section and panel data analysis, this is THE best introductory book. Even if you have no statistics background, the book provides good appendices about basic mathematics and statistics; and you should check appendices A-D first.

入門から中級レベルの計量経済（特にクロスセクションやパネル・データ分析）を勉強したい人にお勧め。主に、学部生三、四年生(経済学部)向けの授業で使われている。基本的な数学や統計を復習するための付録も簡潔でわかりやすく、独学したい人にもお勧め。