Noah's Ark: (Caldecott Medal Winner)

著者 : PeterSpier

• Doubleday Books for Young Readers (1977年8月12日発売)

感想・レビュー・書評

[かとのひもさんの感想 · 2020年7月29日]

ノアの方舟。
大作映画を観たような満足感です。
ピーター・スピアの丁寧な絵。何度読み返しても、新しい発見があります。

この絵本では、方舟を建造し、動物たちを乗り込ませるところから。
結構、厳しくペアを選別してます。残された動物たち…；
嵐に木の葉のように揺れ、雨が水面や舟をする打ち付ける音までが聞こえてきそうです。

動物たちの騒がしさ、日がたつにつれ掃除が追いつかずに汚れていく船内など、とてもリアルです。

ニワトリの数が多いのは、卵のためですね、きっと。

嵐が収まり、鳩が希望の緑の枝を持ち帰ってきたときの嬉しさときたら！

尻込みする象を押し出すと、乗り込んでいた動物たちが溢れるように、雨上がりの緑したたる大地に散らばってゆきます。

…舟に乗り込んだときは二匹だったウサさんたち、増えすぎ。さすがの繁殖力です。

エミューやドードー鳥も、方舟に乗っていたのになあ。
みんなが降りたあと、ネコの住処になっているのがよい。
ゴキも乗せてお世話してたの見ましたよ、ノア先生。ｸﾞﾇﾇ；
や、多様性のために、必要なんだ！生きものを差別しちゃいけないんだ！

[さかぶーさんの感想 · 2004年12月19日]

Peter Spierのカルデコット受賞作品。”ノアと箱舟”です。<br>
先に読んだクリスマスの絵本と同様に、文章はいっさいありません。<br>さまざまな人、動物、物が箱舟に乗り、苦労して洪水を逃れるのですが、またしてもその後の船の雑然とした風景も描いています。<br>そこでどのように感じるかは、あなた次第！といったところでしょうか・・<br><br>
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