Amsterdam: A Novel (Man Booker Prize Winner)

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780385494243

感想・レビュー・書評

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  • 過去に未練たらたらの2人の男たちの話。彼らは友人どうし。いずれもMollyという女性の記憶を引きずっているが、彼女はさっさとあの世へ行ってしまう。
    これは勝手な解釈だけれどもこの2人の男たちもまたあの世へ行くきっかけを探している。で、どちらも晴れてあの世へ行ける。いいのはその方法。かれらは互いの自殺を幇助していたかもしれない、いわば相打ち。それぞれが相手がシャンパンに混ぜた毒で死ぬ。それを双方が自覚していたならば、こういう友情って一体なに、としばし考えさせられる。

    あと、作曲家をやっている方のCliveが作曲をする過程の描写がとてもよかった。

  • ブッカー賞受賞作。
    若くして亡くなったモリーの元彼クライブとヴァーノンは古くからの旧友。
    クライブは売れっ子の現代作曲家、ヴァーノンは新聞の編集者。
    モリーのように言葉が上手く出ず、自分が誰であるかも分からない状態になったら、死ぬ手伝いをしてほしいとクライブはヴァーノンに頼む。
    ヴァーノンも自殺ほう助をする条件で、自分も同じようにしてほしいと書き置きを残す。

    自分の芸術を追求し利己的なクライブと、他人のプライバシーを侵害してまでもスクープを取って名声がほしいヴァーノン。
    この二人の行方は…という内容ですが、ちょっと説教臭いかな。
    オーソドックスな倫理ものですかねぇ。

    これで賞取ったのか・・・。

  • すごい薄くて文章も簡単で読みやすかった。
    こう・・・男二人の友情の物語なので、アツくなりつつ読んだよ!あんまり先の展開読まずに読んでたんで、最後にはあああああああああ〜!!って思った。切ないのう。

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